2015年4月30日木曜日

ハッチ取り付け枠


421×421の外洋仕様ヘビーデューティーハッチを操舵席の真上に取りつける
風を入れるためですが頭を出して外の人とおしゃべりすることも出来ます
これを取りつけるにはFRP天井とそれを支える補強と内装を足したベースが必要です

ハッチのオープン部分と同じサイズの型を作っておいて
その周りを防水合板をエポキシ接着で固めて枠を作りました
後は取り外してコーナー部分を埋めるような木を4隅に取りつけたら仕上がりです
昨日の発光ダイオードを使った電光掲示板の枠メス型はゲルコートを塗りました
今日はガラスマットを4層して仕上げます

2015年4月29日水曜日

厚味75ミリメートル


電光掲示板のFRP枠厚味は75㎜に決まった
直ぐに材料取りして組み立てにかかる
今度作っている簡易メス型は作業テーブルよりも長く高さも無いので
歪む恐れがあり板を挟んで歪みを修正しながら組み立てる
出来上がって樹脂パテで凹んだRを埋め
出っ張り部分の削った合板木口に樹脂を染みこませる

硬化剤を沢山入れて固まった端から研ぎ出しポリパテを付ける
今日はポリパテを研き離型処理をしておいて最初の製品を作るためのゲルコート塗りまで進める
その前にガラスが舞うので積層用のガラスカットが今日最初の仕事
後キャビントップに取りつける風入れハッチの取りつけ枠を作る
これはキャビン内だが濡れる事を考えてエポキシ接着で作る事にする

2015年4月28日火曜日

材料カット


ポリ合板や12ミリラワン合板をカットして今出来る部分を作る
電光掲示板の厚みがあまりに厚いので分解して半分にしようと考えている
片面掲示も両面掲示も同じ厚味の箱の中に電光掲示部分を埋め込んである

きっと半分ずつになっているだろうから箱を分解して中を見てみる事にした

上手く行けば厚味は半分の50ミリで済みそうだ
今日小豆島で木村さんが分解して中がどうなっているのか教えてくれる事になっている
それによってFRP枠の高さは100ミリなのか50ミリなのか決まる
キャビンサイドに取りつけるので通路に出っ張ることになり厚味50ミリの違いは大きい
それさえ解れば今日は一気に簡易メス型を仕上げる

2015年4月27日月曜日

FRP簡易メス型作り


電光掲示板を取りつけるFRP枠を作る為の現図引き
FRPの光った面を何所になるか考えながら飛び出ている部分を凹ませ
凹んでいる部分を出っ張らせて作る
合板は今までと違い寸法が大きいので4×8と言う一回り大きい合板を使う
電光掲示板を保護する強化ガラスは既に注文しているので
強化ガラスに合わせて寸法を決める事になる
時間が無いので費用対効果を常に頭に置きながら
短い時間で仕上げようと考えている
それでも間違っては取り返しが付かないので寸法はきっちりと抑えておかねばならない
昨日は日曜日だったが一人で頭と手をフル回転させて現図を引いた

今日は真君と二人部品を切り出し一気にメス型を作る
出来れば仕上げて離型処理まで行きたいと思っている

2015年4月26日日曜日

電光掲示板


キャビン両サイドに電光掲示板を取りつける事になりました
写真の真ん中に有る段ボールに入っているのがそれです
およそ500×2000ミリくらい有ります
写真の左オレンジに塗ってある部分に取りつけます
「PAILOT」とか「警戒中」とかの文字が映し出されるのだそうです
LEDの技術が世界でも最高に進んでいるはずの日本で
これくらいの物が凄く高価なのには驚かされます
町中に良くある普通のLED広告看板です
自衛隊や保安庁の船に取りつけてある物は特許に守られた会社が作りとんでもない値段です
このくらいの物が一千万円を超えると聞きました
今に中国に値段の面で追い越されるでしょう
コピーして格安で逆輸入というのは時間の問題でしょうね

2015年4月25日土曜日

船尾発電機の空気取り入れ口


一番船尾 操舵装置がある部屋に発電機を設置した

海用の発電機で3気筒エンジンで動かす
「花丸」の主機ほどある発電機なので運転には沢山の空気が必要になる
そこでキャビン右側船尾の壁が伸びている部分に空気取り入れ口を作った
デッキに穴を開け水が入らないようにパイプを立ち上げ
その上から穴あきの蓋をシーカフレックスで取りつけた
万が一掃除の水が入ったりした時は外に抜けるように通路側に穴を開けた
昨日はキャビン側壁に取りつける電光掲示板が来た
採寸して帰りFRPの固定枠を作る為に松山に帰っています
およそ500×2000ミリメートルと大きな物です

2015年4月24日金曜日

エアコンの配管


エアコンを2台取りつけます
室外機とエアコン本体を繋ぐ配管やドレンの配管がなかなか通りません
壁の後ろの通りそうな空間を見つけて3人がかりでやっと通しました
発電機からの配線も太いので電気屋さんは通すのに苦労していました
昨日の仕事で一番大変だったのは
エンジン排気アイドリング時の穴を殖やす仕事です
回転が上がって巡航時は水中排気なのですが
アイドリングの時は排気圧力が小さいので船側に開けた小さい穴からの排気です
4個開けたのですがまだ不足だそうで
その上に3個開け増しました
ホールソーで切ったFRPの木口にゲルコートを塗っておしまいです
海面ぎりぎりなので思ったよりも大変な仕事でした

2015年4月23日木曜日

船内木工


部品取り付けのための木工作業を進めています
左下に2台有るエンジンの排気温度計とスピーカーのアンプを取りつけました
今パネルに取りつけてある部品類はみんな一度取り外し
新しいパネルを張ってから取りつけ直します
細かい仕事で進んだようには見えない
窓枠の角にR付きの小さい木のコマを入れました
窓枠の部分は日光が入りニス塗りなどだと必ず数年後には傷むので
何とか良い方法を考えないといけません
もう一つ大仕事が増えてキャビン両サイドにPILOTと大書する為に
オレンジ色に塗っていた部分に電光掲示板を取りつけるそうです
FRPで作った出っ張りで電光掲示板をぐるりと囲み
表面にシーカフレックスで強化ガラスを張って防水性を持たせるのだそうです
これは大仕事でまたまた工期が伸びそう
最近疲れ果てて8時間以上眠る日が続いています

2015年4月22日水曜日

マスト


田中造船の田中社長がユニック付きのトラックでやってきました
何をするのかと思ったら「海翔」のキャビントップに取りつけたマストの補強です
マストは軽くするためにアルミで出来ています

トラックに強力な発電機を積んであり
ユニックのクレーン先に自動溶接機をぶら下げマストのそばまで振って
そのままマストに登り補強のパイプを溶接していました
風もなく海も凪いでおり何でもやれる天気でした
この海を真っ直ぐ進むとギネスブックにも登録されている
世界一狭い海峡です

沢山橋が架かり小さい船しか通り抜けることは出来ません
海峡と言うより川のような感じですが確かに海水が行き来しています

2015年4月21日火曜日

配線


昨日は電気屋さんが2人入りました
一つ一つの電気器具がどこに取り付くのかを決めて実際に電線を通す穴をあけます
電線を通しておいて天井板や壁板を止めるのです
電気屋さんの仕事より先に穴を開け電気器具を止めつけると言う事をやっておきます
コンパスローズの文字が大きくて見やすいコンパスも仮取り付けしました
コンパスにも夜は赤い電気が付きます
赤いライトは瞳孔が小さくならないので夜の見張りでコンパスを見ながら外を見る事が出来ます
操舵席天井のダウンライトも赤にしました

2015年4月20日月曜日

電装品取り付け打ち合わせ


昨日は雨で日曜日なので電気屋さんも来ていなかったが
木村さんと電気器具が何所にどのように付くのか打ち合わせ
エアコンを止めたらまるで温室状態の蒸し風呂になるだろうからと
運転席の上に前開きのハッチを取りつける事になる
納期は連休明けだと言うのにどんどん仕事が増える
キャビンの両側に500×2200の電光掲示板も取りつける事になった
これは厚味があるものなら埋め込まないと通路の邪魔になるので大変な仕事になるだろう
厚味が薄くて光量が大きく海上保安庁が警告に使っている様な電光掲示板は無いものか
昨日は9時間も眠ったが今朝はまだ眠いそうとう疲れているようだ

2015年4月19日日曜日

柳原帆走倶楽部



柳原帆走倶楽部の総会です
柳原漁港に8艇のヨットがあります
物理的にこれ以上の船を停泊させるのは無理ですが
松山市の許可を得て係船しています
二年ごとに帆走倶楽部の会長が替わります
昨日までの2年間は僕が会長でした
強い結びつきは無いのですがマリーナ係留ではないので台風の時はみんなが協力します
お互いの船同士をがっちりと縛り 陸舫も増し 船尾からも対岸までロープを張ります
漁師さん達とも良好な関係で僕達の台風舫を手伝ってくれます
何所ともそうでしょうが8艇有るヨットの内4艇はほとんど休眠状態ですが
台風の時は他の漁船に迷惑をかけられないので一丸となって自分たちの船を守ります
昔のまんまのメンバーがそのまま歳を取った柳原帆走倶楽部です

2015年4月18日土曜日

煙突

煙突
キャビンの上にエアコン室外機を覆うカバーをセットしました
今回松山でつくってもってきたものです
まるで本船の煙突みたいに見えます
本船の煙突には普通その船の会社のマークが入ります
良く見るとどの本船も煙突に所属する会社それぞれのマークが入っています
昨日は仕事が終わってから今度の仕事を僕に発注した木村さんと船を見ながら話しをしました
丁度写真を写した位置に立って夕日に映える出来上がり寸前の船を見ながら
半年に及んだ仕事を振り返りました

ほとんど詳細な図面も無くお任せしますの仕事ばかりでした
寒かった冬の間 屋外で船内で よく頑張ったものです
ヨット以外の船の様子も少しだけ解りました
苦しかったが全く違う新しい難題を解決する喜びも味わいました
いよいよ最終仕上げです
終わったら少し「花丸」に乗って遊びます

コンパスと打刻


コンパスは12V仕様ではなく24V仕様の物を特注です
入手するまでに少し時間がかかりました
コンパスローズがクリヤーで大きくハッキリ見えます
僕のように目が少し薄くなった40歳以上の人のためのコンパスだそうです
写真下のステッカーに記号や数字が書いてあるのは
小型船舶の その船固有の刻印です
大々的にレストアしている小豆島のパイロットボートの物です
船内の壁に貼ってあったのを知らないで壁を剥がし折れてしまいました
1つの船に1つしか発行しない刻印で非常に大事な物なのですが何かの弾みに取り外し
貼りつけてあった合板ごと折れてしまいました
これを松山に持ち帰り下の合板を削り取って船内に貼りつけ直します
僕は造船所で小型船舶の新艇を作るので打刻という事をします
この様な池川ヨット工房固有の記号と数字で刻印する許可を運輸省から任されているわけです
それで下のような打刻報告書を四半期ごとに運輸省に提出します
新艇をそんなに沢山作るわけではないので大概は打刻実績は無いと報告します
愛媛運輸支局
海事部門 ○○○○ さま
                                               平成27年01月14日
                                                               〒799-2651
                                                        愛媛県松山市堀江町番外222-28
                                                        代表 池川富雄
                                                        TEL 089-979-1423
                                                        http://ikegawa-yacht.com/                                                                                     info@ikegawa-yacht.com

                   
平成26年10月1日~平成26年12月31日の
小型船舶船体識別番号の打刻状況についてご報告申し上げます。
この期間中の打刻実績はありませんでした。
以上

2015年4月17日金曜日

緑と格闘


施設に入所している叔母の庭
町中にあり草ぼうぼうで放っておくわけにはいかないので僕が草刈りをします
この写真の面積のほぼ5倍くらいはあるでしょう
僕の家も前に海があり仕事場も海です
何時も海に囲まれた僕に取っては緑に包まれて時々草刈りをするのは新鮮で楽しいのではあります

年に6回ほど膝丈まで伸びて来た草を刈り払い機でなぎ倒します
それ以上伸ばすと刈った草を別の所に運ばないとなぎ倒して放置しておけなくなります
今年最初の草刈です
新しく伸びた草は水分が多く刈り払い機で刈り取ると水が飛び散ります
夏の硬い草とはまるで違い草刈も楽です
昨日はそれ以外に愛媛県の指定日に免税軽油の手続きに行きました
道路を走って消費しない海で使う軽油は免税の対象なのですが
手続きが面倒で又法律が変わったとかで7月にも行かないといけません
今日が唯一の休みで
18日には僕が会長の柳原ヨットクラブ総会があり
別に当て逃げされたBENETEAU32s5修理打ち合わせもしないといけません

19日日曜日からは又小豆島出張の予定です

2015年4月16日木曜日

操縦席前の天井


操縦席の前頭が当たらないように斜めに天井を降ろしてくる
マリンVHFやサーチライトコントロールや船内外のスイッチ類をここに集める
実際に取りつける部品を指定された取りつけ場所に持って来て
取りつける為の下地を作る
昨日は松山でどうしてもやらないといけない所用があり昼から帰った
仕事が細かい仕事だったのでつい日替わり写真を写すのを忘れて帰った
この写真はずっと半年間一緒に仕事をした藤田さんにメールで送っていただいた物です
iPadで映しそのまま送ってもらいました

僕もiPadを持っていますが最近ほとんど使って居ません
ホームページはiPadでは触ることが出来ないし
やはりパソコンの方が機能が圧倒的に上なのです
薄くて回転するハードディスクが無くて壊れにくいMacBookプロを持ち歩いています
ネットに繋ぐのはモバイルWi−Fiです

2015年4月15日水曜日

天井から電線


この写真は今回小豆島出張の初日に写した物です
右舷に積んでいた僕の工具は邪魔になるのでほとんど船尾に出しています
左舷には電装関係の器具などが山積みです
操舵席天井下地もまだ手つかずです
明日の写真で操舵席から前の天井がどのくらい変わったかお見せします
ショックアブソーバー付きの操舵席も中央と右舷と2つ取りつけました
今日は解る範囲で電装関係取り付けの下地を天井や壁に付けます
下地を作って電線を通しておかないと天井板や壁板を張ってからではどうしようもありません
仕上がるのは電気屋さんが来て天井から垂れ下がった線や壁にはっている電線類が
何に使われる物なのかきちんと解ってからです
明日松山で用があるので途中ですが一度松山へ帰ります

2015年4月14日火曜日

エアコン室外機カバー


2つあるエアコン室外機の吹き出し口を内側に向け
吹き出し口には穴を開けました
吸気口は船尾側に同じ様に穴を開けました
エアコンの取説通りに前後の隙間が出来る大きなカバーです
キャビントップに付けるので重くならないようにマット3層で作っています
初めは結構フニャフニャした感じでしたが

周りに20ミリのフランジを残したのと
固定用にキャビントップにシーカフレックスで接着したチーク材にビス止めすると
しっかりして動かなくなり思ったよりもガチッと強くなりました
昨日はキャビン操舵席前の天井下地が主な仕事でした
VHF等の通信機器を天井を少し下げてその段差の出来た部分に埋め込む為の下地です
いよいよ今からは室内取りつけ器具が取りつけられる様に下地を作っていかないといけません

そうそうフロントガラス3枚に付けるワイパーを固定するのが先です
天井を張ってしまうとワイパーなども取りつけられなくなります

2015年4月13日月曜日

船尾に定盤丸鋸


ギャレーの排気ファンをセットしたり
副操縦士の操縦席を固定する積層台を作ったり
船尾クレーンの斜め固定ボルトを締めるためのFRP三角を切り出したり
キャビントップエアコン室外機カバーのチーク取りつけ部分を接着したり
色々な仕事をこなしながら船内操舵席両舷の壁下地を作りました
写真は壁下地を手早く作るのにどうしても必要な定盤丸鋸です
船尾に作業テーブルを置き固定して使っています
真君は用があり後から来たので副操縦席の取りつけ台を止める寸切りボルトを買ってきてもらいました
お世話になった田中造船さんへ行き精密ボール盤を借りて垂直に200ミリの穴を開け
副操縦士のための操縦席台も無事取りつける事が出来ました
エアコン室外機カバーに空気穴を開けるのが昨日最後の仕事でしたが
二度ほど危ない思いをしました
急いでやると結構危険な仕事なので途中で止めました

今日はホールソーでFRPに穴を開ける仕事から始めます

2015年4月11日土曜日

最後の仕上げ


雨の中昨日小豆島へ移動しました
夕方には少し小降りになっていましたがずっと寒い雨が降っていました
塗りも進みパイロットが本船に乗り移るための手すりや
消防用の放水ガンも下塗りまで仕上がっています
海上に出ての走行試験では26ノットを超えるスピードが出たそうです
パイロットボートの役目を充分に果たせるスピードでしょう
内装にかかる下準備をしました
中央の操舵席と右舷側の副操縦士の席を今までよりも高い位置にします
それ以外にブリッジの窓を前傾させたのでその辺りの窓枠や壁下地が変わってきます

2015年4月10日金曜日

ガムテープの二重ダム


当て逃げされ左舷コクピット横の船体とデッキが大きく破損したBENETEAU32s5の雨対策
昨日夕方から雨の予報が出ていたのでデッキのひび割れ部分から雨が入らないようにしました
風が吹いてブルーシートをあおり破損して尖った部分でシートを突き破ってはいけないので最小限のカバーです

デッキは船尾に向かって傾いています
デッキに降った雨はみんなトーレールを伝って後ろに流れるのです
その雨を外に逃がすためにガムテープで二重のダムを造りました
これで上手くデッキに溜まった雨はトーレールの穴から外に抜けてくれるでしょう
既にこの前の雨で船内にはバケツ5杯分ほどの雨水が入っていました
クォーターバース横の物入れやビルジ溜まりは雨水で一杯になっていたのを掻い出しました
今朝から出来上がったエアコン室外機のカバー2つを持って小豆島へ出張します
いよいよ最終仕上げ室内の木工が主な仕事になります

2015年4月9日木曜日

スチレン飛ばし


2台目の積層を終えた後ポリエステル樹脂から揮発するスチレンモノマーを扇風機で飛ばしている
スチレンモノマーは空気よりも重いので凹んでいるところに溜まり硬化を妨げる
そこで箱を傾けその上に扇風機で風を送ったので今朝はきれいに固まっていた
昨日は天気の変わり目か非常に強い風が吹きほとんど外に出なかった

車のタイヤが減ってきた高速道路でバーストしたらこわいので新品に替えた
今日はベネトー32s5のひび割れ部分防水とセール解除をし
廃船見積もりと修理見積もりをし荷物を片付けます

明日から又小豆島出張です
いよいよ内装工事が始まり最後の仕上げにかかります
雨が降っても濡れない日が当たらない木工工具が使える作業場が有れば良いなと思います
現場が工房からあまりにも遠いのが問題です
無理難題解決係の僕は色々考えます

2015年4月8日水曜日

エアコン室外機カバー2台目


エアコンカバー1台目は脱型が上手く行かず
色々やっていましたが型が壊れそうなので方の底を外しました
底の部分ぐるりとパテが引っ付いていました
ポリ合板の部分はきれいに剥がれたのですがパテの部分はなかなか脱型出来ません
これも費用対効果で出来るだけ手をかけないで角のRを作ったからです
結局底の部分を取りつけ直し再度パテでRを付け直しました
その後離型処理をしてゲルコート塗りまでが昨日の仕事です
今日は再び積層です
操縦席下の積層台も作りましたこれも今日仕上げます
後は窓枠の縁回しに使う木をどうしようかと考え中
乾燥していて接着した後動かない木をと言うと材木屋さんもなかなか持っていません

2015年4月7日火曜日

BENETEAU32s5


当て逃げされたベネトー32フィートが松山海上保安庁の三津桟橋に係留されている
というので一昨日見に行ったのです

写真の様に左舷が見るも無惨に壊れています
良く人間が無傷で無事だったものです
コクピット左のアルミトーレールが引きちぎられるほどの衝撃があったようです
そのまま突っ込みウインチに激突したようでウインチもどうやればこれほどバラバラになるのと言う壊れ方です
もちろん船体もデッキもインナーに至るまで衝撃でFRPがひび割れています

FRPをこれだけ破壊するには大きな力が必要です
そして破壊された場所は大概の場合見た目よりも大きく白化しています
白化というのは樹脂とガラスが剥離して強度が無くなることです
パルピットもスタンションもトーレールもラダー(ラダーは根本から折れています)取り替えればよいのですが
船体やデッキは修理することになります
元の強度に戻すには二次接着用の樹脂を使い白化部分を全て削り取り積層します
そして表面を整えますが紫外線で変色したゲルコートの色に合わせ表面を仕上げるのは至難の業です
廃船にするにしても修理するにしても保安庁の桟橋はどけて欲しいと言うので
僕の「花丸」で曳航してアンカレッジ・マリーナへ上架しました
曳航と言ってもラダーの無い船は直進しないので引っ張ることが出来ず
横抱きでマリーナ桟橋に着けました
こんなのも経験したことのないやり方でした
エンジン2500回転で4ノット出ましたが単独の2500回転とは違い排気はオーバーロードの黒煙でした

2015年4月6日月曜日

ゲルコート塗り


無事離型処理も終わり1台目カバーのゲルコート塗りが終わりました
横にして扇風機の風を送り込んでいるのは樹脂が硬化する時に出す気化したスチレンモノマーを飛ばす為です
スチレンモノマーは空気より重い気体で立てておくとそのまま底に溜まります
スチレンモノマーが溜まって居ると樹脂やゲルコートは何時までも硬化しません
小豆島出張が始まって既に14回小豆島へ通っています

一番しんどいのは慣れない車の運転です
先日はエンジンスタートのセルモーターが壊れたりしました
今回高速道路の運転で一番問題が有るタイヤを交換しようと思います
小豆島出張で圧倒的に走行距離が伸びました
車もヨットも同じですが走行距離が伸びれば
年数が経てばあちこちに色々な問題が起きてきます
整備は必要になってきます

2015年4月5日日曜日

エアコン室外機カバー


昨日土曜出勤にして一気に室外機カバーの簡易メス型を作りました
大きさはビジネスホテルの小さい風呂桶くらいあります
昨日はコーナーに荒っぽく樹脂パテを付けただけでした
今日はコーナーをポリパテで仕上げて離型処理をし
最初の1台目ゲルコート塗りまで行こうと思って居ます


昨夜緊急の連絡がありベネトーファースト32が松山三津の保安庁桟橋に入った
漁船に衝突されて舵が壊れているみたいだ見に行って欲しいと言うことです

「竜王」レストア以来お世話になりっぱなしファーストマリン関口社長の依頼です
朝一番に三津へ見に行きます
もしかするとアンカレッジ・マリーナにお願いして緊急に上架するかも知れません

2015年4月4日土曜日

船内計器取りつけ


7日に検査官を乗せて走るというので急ピッチでエンジン関係の部品を取りつけています
エンジンコントロール計器やエンジンコントロールレバーを取りつけました
計器取りつけボックスは一体ですっきりと見やすくスマートに仕上がりました
今はまだ下地ですがこれが統一された色になればもっときれいになるでしょう
予報では昨日の昼から1週間は雨だと言うので松山に帰りました
雨では屋外で木工仕事は無理です
取り付けは船室の中で問題無いのですが部品としての木材加工が外になります
今日から松山でエアコン室外機のFRPカバー製作にかかります
先ずは簡易モールドをポリ合板で作り
離型処理をしてガラスマット3層で作るつもりです
同じカバーを2つ作るのでメス型簡易モールドも壊れないように丈夫に作る必要があります

2015年4月3日金曜日

クレーン取りつけ


船尾スイミングデッキに落水者を吊り上げて船に乗せるためのクレーンを取りつけた
落水すると夏場でも10分もすると体温を奪われ体力が無くなり
自力では船に上がって来られなくなる
そこでクレーンを操作する人とスイミングデッキで待ち構えてクレーンの先を落水者に固定する人が必要になる
もし本当に落水したらヨットなどでは取り付く所がないので一人で船に上がるのは非常に困難になる
船尾に低いスイミングデッキがあり
そのデッキから海中にステンレス梯子を下ろし
なおかつ介添えする人が居て吊り上げるクレーンまであるが
落水するような波が高い時に本当に落水したらどうなるかは不明です
いよいよ7日にエンジンをかけて走行テストをするそうです

それが終わればいよいよ内装の仕事が残っています

2015年4月2日木曜日

計器取りつけ


エンジン計器や航海計器を操縦席前に取りつけるのですが
今まで一つ一つ独立していた計器ボックスを1つにまとめ計器パネルにしました
左側から左舷エンジン計器・右舷エンジン計器・燃料ゲージやエンジン温度計などが並びます
コンパスやGPSやレーダーなどの航海計器も全てこの部分です
まるで新幹線の計器盤みたいです
今は合板で下地を作っているのですがこの上にきれいな化粧合板を張ってから計器類を本取り付けします
しかも全ての取り外し点検が出来る様にします


2015年4月1日水曜日

窓枠に紫外線カットシート


窓ガラスは 止めボルト無し・枠無しでシーカフレックスで接着しました
今までの常識では考えられない工法です
シーカフレックスとそれを使うノウハウがあればやれます
接着前に実験したのですがとんでもない接着力で一度接着すると剥がすのは無理です
只シーカフレックスは紫外線に弱いので紫外線を止める枠無しで遮る必要があります
スコッチカルシートと言う黒色のシートを張りました
メーカーはスリーエム通常の状態で8年は問題無いそうです
今まで有るシートで最長の耐候性を誇るシートです
凄く薄くて張りにくいシートでした
船を浮かべるまでにエンジンコントロールレバーと
エンジン計器盤を止めつける必要があります
今までの取りつけ方法と全く違い前方窓ガラスの直ぐ下から計器盤取りつけ部分を作る事になりました
FRPに根太を取りつけるシーカフレックスを発注していません困りました


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自分の写真
ヨット屋です ヨットを造ったり乗ったりします http://www2.odn.ne.jp/~ikegawa-yacht/