2017年5月7日日曜日

しばらくお休みします

このブログを見に来て頂いた全ての人に、
しばらく更新をお休みすることをお知らせします。
以降のことは
http://ikegawa-yacht.com/
ホームページご購読をお願いします。

2017年5月2日火曜日

プールの飛び込み台



家族中が御世話になったアズサスポーツのプール飛び込み台
練習用に一台のみの飛び込み台を作る事になった
今ある飛び込み台に写真のFRPを被せて固定し
逆さまで 丁度作業机の方になっている面に人が立つ事になる
10度と30度に折れ曲がっており利き足を使って思い切り蹴り出すことが出来る
オリンピックの飛び込み台と同じ寸法です
時計のSEIKO社から金属の市販品が出ています

しかし市販品を今ある飛び込み台に取りつけると
選手以外の飛び込み練習では使えなくなるので
取り外し式がお望みのようです
昨日は退会したアズサスポーツへ仮合わせに行きました
まだ僕が30歳代に水泳4泳法を習っていた時
同じグループにいた人に池川さんでしょうと声をかけられました
僕は全く思い出せなかった失礼しました

2017年5月1日月曜日

Iridium GO



衛星電話イリジュウムGOをキャビン内に取りつけました
まだ給電だけでアンテナを取りつけていないので繋がるかどうかよく解りません
このIridium衛星電話は船内にWi-Fi環境を作り
手持ちのスマートフォンで衛星電話が出来ると言う優れものです
おまけにスピードは遅いがメールが出来ます
今日か明日にはアンテナを設置して実際に繋がるかどうか試してみます

2017年4月22日土曜日

屋内看板




これは33年前に僕が松山で独立するというので
その頃横浜に住んでいて友人になった田中輝明さんという人が作ってくれた物です
田中さんは「つぼみ工房」ラブバードテルアキを作って居る人です
今は北海道帯広でやはり野鳥たちを観察しながら鳥のブローチを作って居ます
木彫の鳥で もの凄く手の込んだ塗りも施してあるブローチでとても木で出来ているとは思えません
買ってくれるであろうターゲットは高校生の女の子だそうですので手作りと言えども値段は安いものです
四国ではMast Original で販売しています
僕が中学生の時にヨットにあこがれたように
田中さんは少年の頃から木彫を仕事にしようと思われたそうです
今この看板は工房二階の海が見える部屋にあります
田中さんが左手で書いた池川ヨット工房のロゴも看板だから有ります
日本地図と池川ヨット工房という文字だけがチーク材で後の世界は合板です
僕がヨットで世界一周を熱く語って居たので田中さんがこんな看板を作ってくれたのでした
僕はいよいよ今年6月初めから「花丸」で連れ合いと二人世界一周の旅に出ます

2017年4月20日木曜日

両色灯



両色灯の接触が悪くて点いたり点かなかったりする
ぽんと手でたたくと点くと言うような状態が以前から続いている
滅多に夜間航行はしないので普段は使わないのだが
いざという時に点かないと困るので点検修理することにした

本船航路から極端に離れた外洋帆走時はアンカーリングの時に点けるマストトップの全周灯を点け
スプレッダーに点滅するフラッシュライトを点ける事が多い

法定通りに航海灯を点けるのが原則ですが
外洋航行では電気節約のため僕は両色灯や船尾灯を点けることはない
外洋で相手本船の様子を知るのはAISが一番有効だそうです

両色灯は瀬戸内海の夜間航行や本船が沢山居る近海航海では必要になる
船は右側通行なので赤色の航海灯をお互いに見ながらすれ違うことになる

2017年4月19日水曜日

工房前の遊歩道



ファーリングジブを折りたたんでセールバックに入れるのに
適当な広い所と言えば工房前の遊歩道です
ここなら一人でもセールをたたむことが出来ます
初めは背丈ほどしかなかった松も大きく成長し影が出来るようになりました
毎日沢山の人が犬の散歩で行き交います
舗装された遊歩道と階段にだけは犬の落とし物が無いのでセールをたたむ気にもなります
昨日は天気が良くて暑いくらいでした


2017年4月18日火曜日

冷凍冷蔵庫




結構重たい冷凍冷蔵庫の常設位置を決めました
キャビンテーブルの下です
以前は右クォーターバース入り口に置いて居ましたが
クォーターバース出入りにもエンジンカバーを外すにもとにかく邪魔でした
沢山の人がキャビンテーブルを囲むと言うことは滅多にないし
そんなときにはギャレーの位置まで移動させることにします
キャビンテーブルの手前に見えているのはゴミ箱の上にクッションを張った座席です
昨日は久しぶりに大雨で風も吹きました
今朝は静かです
柳原漁港へ行って船内積み荷の積み込み場所ノートを付けないといけません
あまりにも物がありすぎ何所に何を摘んだか忘れるからです

2017年4月17日月曜日

セーリング



上蒲刈島へ行きました
知り合いが県民の浜の海の駅桟橋から自転車で20分くらいのところでレストランをやっています
「花美月」と言います
自転車や車で本州から橋の架かった島を伝って愛媛県岡村島と言う所までいけるようになり
沢山の観光客が訪れます
海が眼下に見える綺麗なレストランです
僕達は観光客ではありませんがハナミヅキを開店する前からの知り合いなので
ヨットで県民の浜へ行った時には時々自転車を組み立てて昼食に行きます
昨日は期せずして柳原港入港前に真澄人君が乗る「diamant」に会いました

親子がそれぞれのヨットで示し会わせないで海の上で会うというのは良いですね
あまり風が無く機帆走の一日でした

2017年4月16日日曜日

草刈



松山市にある97歳で死んだ叔母の家の庭草刈に行きました
今は大阪に住む従兄弟の物ですがあまりに広いのでもてあましています
真澄人君と二人で刈り払い機3台稼働させガソリンも3リットルほど使い一日がかりです
今年初めての柔らかい草で
膝の高さを少し超えたくらいだったので今回は比較的楽でした
一年間に4回から5回ほど草刈をすると刈った草を運ばないでも良く
そのまま放置出来るので楽です
以前は草丈が高くなるまで放置してから刈っていたので
刈った草を運ばないと後が刈れず時間もかかり大変でした
たまには海を離れ緑に包まれるのも気持ちの良い物です

2017年4月15日土曜日

家のレストア



工房1階が家からの荷物で埋まった
これでは大きな仕事は出来ない
築31年経つ家の内装を家を建てた大工さんにレストアしてもらっている
木工部分の悪い所は取り替え
壁を塗りかえ
畳替えもする
しばらく工房2階で住むことにした

2017年4月14日金曜日

海鳥の糞害




柳原漁港ではヨット群は海の方にある堤防を船首に並んで停泊しています
船尾は船溜まり側なので開けています
カモメや白鷺等が港の中に沢山いますが
夜寝る時には人が近づきにくいヨットの船尾側に止まって寝ます
「花丸」ではミズンブームや船尾パルピットに泊まり糞をするのでミズンセールカバーやデッキが糞だらけです
気象庁の友達に教えてもらった結束バンドを鳥が止まりそうなところに巻き付けています
下から細い棒が出ている所は鳥にとって居心地が悪いようです
それと釣りに使うテグスをあちこちに張り巡らせています

ちょっと油断するとコクピットオーニングは海鳥の糞だらけになります
今日は船を出してミニ・シェークダウンをしようと思ったのですが
別の用が出来て昼まで家にいないといけない事になりました

2017年4月13日木曜日

柳原漁港のさくら



「花丸」のちょうど前に桜の木があります
花が白くて花と同時に緑の葉っぱも芽吹きます
普通は花が先で葉っぱが後だと思っていたのですが
船の前の桜は毎年花が散らない内に葉が出来ます
いよいよ春がやってきて寒くて堪らないと言う事は無くなりました
「花丸」は3ヶ月に及ぶレストアをしたので問題がないか少し走ってみる必要があります
取付はしたが長い間使っていなウインドベーンのテストもしなければいけません
春で心は浮き立ちますがなかなか思うようにシェークダウンの仕事が捗りません

2017年4月12日水曜日

工房二階



家の中を全面改装するために家の物を工房二階に運び上げました
もの凄い量の普段使っていない物があります
どうやら不要品に囲まれて生きているようです
大工さんと左官さんと畳屋さんが入って綺麗にしてくれています
僕にも大工さんはやれますが
僕は船大工の内でも特殊なヨット大工なので家の仕事は家大工に比べスピードが劣ります
それに仕上げも家大工の方が綺麗です
力を入れる所が違うと思います
この大量の物達を普段使う物を残して処分しようと考えます
断捨離と言う言葉を聞きますがそんなに巧くはいかないようです

2017年4月11日火曜日



いつもは静かな堀江の海に珍しく今朝は白波が立っています
北風が強くて松林の松も揺れています
瀬戸内海はこのくらいの風ならうねりも波もそれほどではありません
外洋なら白波が立つとヨットに乗っているのが苦痛になり始めます
ずっと平穏な海を走れるように天気予報を外洋で手に入れる方法を考えています
外洋の荒れた海はそれ自体は怖くありません

瀬戸内海のように次々に島が現れるわけでもないし
本船や漁船にひんぱんに会うわけでもないからです
船さえしっかりしておればどんなに荒れても恐れることはありません

2017年4月10日月曜日

お花見


お花見

家から車で5分もかからない所にある小川の両土手に桜の木がある
昨日はまだ7分咲きですが川には菜の花も咲いており綺麗なので見に行くことにした
車を駐めてさてシートを出して「酒一筋」と言う酒と猪口を出した所で
道の反対側にツクシを見つけた

40センチ以上にも伸びた大きなツクシが
本当に鎌で刈り取るほど大量にあった
連れ合いがナイロン袋を出して早速ツクシ採りにかかった
今までこんなに大量のツクシがこんな近くに群生しているのを知らなかった

2017年4月9日日曜日

充電インパクトドライバー




工房での仕事は全てエアードライバーだったので
滅多に使わなかった充電式インパクトドライバー

買って7年ほど経過し全く充電できなくなり
もう買った所にも売っていないのでいよいよ捨てようかと思っていたら
真澄人君がネットで同じバッテリーを捜してくれた

そうか、ネットで検索という手があったか
結局バッテリーを手に入れ本体は全く問題無いインパクトドライバーは復活した
充電式の工具は使わないで駄目にするケースが多い
バッテリーは放電して放置するとその状態を覚えてしまい
充電できにくくなると言う
その事を知らずヨット「花丸」の先代ディープサイクルバッテリーは新しいのに駄目にしてしまった
ディープサイクルバッテリーと言えども放電したら直ぐに充電しておく必要がある

2017年4月7日金曜日

「TSUYOTAKA」


古賀さんと言う人が書かれた「TSUYOTAKA」航海の記録を頂いた
http://tsuyotakalogbook.blog.fc2.com/
非常に細かい航海前からの計画や感情抜きの事実が書いて有る
僕が「海の広場」に書いた荒天帆走と言うところを参考にさせてもらったからと
本を送って下さった
僕が「鴎盟」でした40年前の太平洋一周航海と比べると圧倒的に航海の様子も変わってきた
10年前の「花丸」でニュージーランド往復航海からもどんどん変化している部分が読み取れる
通信手段や自分の位置を知る方法や天気予報を外洋で知る方法
それらを使えば今は昔と比べ随分安全な航海が出来る
特に衛星電話イリジュウムGOに付いて聞いてみたいと電話をしたが
今はハワイに行っていてお留守だった

2017年4月6日木曜日

「花丸」のイーパブ



イーパブ (E-PIRB - Emergency Position Indicate Radio Beacon )は今や外洋航海の必需品
日本で買うと定価45万円
小型船舶の検査で遠洋航海が出来る検査をに通るには日本製のこの商品を積み込む必要がある(それ以外は船検が通らない)
ところが「花丸」の写真のものは新品を買って9年しか経っていないのにもうバッテリーを製造していなくて
新しく出た機種の物を買わないといけないと言う
どう考えてもバッテリーが無いくらいのことで45万円も新たに使うのはおかしな話しである
機械がまともに動いている間バッテリーは新しく製造する義務があるのではないだろうか
少なくとも国の機関がこの機種しか船検に通さないと決めたのなら
バッテリーも機械が壊れるまで作り続けよとメーカーに働きかけるのが本当だろう
実は海外の同じ性能の機械が4万円ほどで売られている
元々SOSを発信する為の機械なので僕は使わないと決めている

最近の航海者は船が浮かんでいる状態でもSOSを発信する人が多い
それは無理やり船検の為にイーパブを持たせるからだと思う

2017年4月5日水曜日

スイングアーム延長




スイングアームの腕部分
あまりにも短くてパソコンを取りつけるとアーム本体を取りつける位置が限られ
丁度取りつける位置にコンパニオンウェー出入り口のグリップハンドルがあったりでやりにくい
そこで横浜の友人はアルミ鋳物で出来たアーム部分を溶接で延長したそうです
アルミの溶接は慣れていないと結構難しく何所の鉄工所でも出来るというものではありません
僕も溶接してアームを延長すると言うのを思いついておれば随分取付が楽になったはずです
10年ほど前にニュージーランドへ行った時は船内への出入りも敏捷で苦にならず
目もよく見えたので船内バルクヘッドに取りつけたパソコンをのぞき込んでみたり
詳しく見たい時には船内に入って見たりしていたが
今やパソコンは航海中目の前にないと不便だと思うようになった

船の航海器機用のスイングアームのことを書いた後
フェイスブック友達の齋藤さんという方に下の事務用品を教えて頂きました
https://www.big-one.jp/.../office-equipments.../18721.html

2017年4月4日火曜日

木造ハッチ




「どんぐりⅤ」の木造ハッチです
合板天板の前部分が腐っていたのをエポキシ修理しました
湾曲している部分が腐っていたので合板のスカーフ繋ぎは難しく
腐っている部分を取り除いておいてガラスチップを入れた低粘度エポキシで埋めました
強度は以前より出ました
雨がしみこんで合板を腐らせることもないでしょう
しかし元々合板下の補強も小さくこの上には乗らない方が良いと思います
取付金具やビスは真澄人君にたのんで酸洗いして綺麗にしてもらいました
彼は貴金属を磨くのが専門ですが錆びたヨットのステンレス研きも早くて綺麗にやります
「花丸」の金属部分を綺麗に磨いてくれました

2017年4月3日月曜日

スイングアーム


スイングアーム

航海計器取りつけ台
スイングアームというアルミの鋳物で出来た丈夫な物です
船内の濡れない所に航海計器をしまっておき必要な時はコンパニオンウェーへ振り出す事が出来ます
「花丸」はハードドジャーがあるので航海中はずっと振り出したままです
コクピットに座った状態で全ての航海情報を見る事が出来るのは安心です
普通はもっと重量のある物を乗せるためにあるのでしょうアームが短くて非常に頑丈です
1キロほどのパソコンを乗せるのならアームはあと100ミリ~200ミリ長くても何ともありません
その方が取付もパソコン中央になりバランスが取れます
もっと軽くてシンプルなスイングアームがあれば良いのですが今のところ市販品はこれしかありません

2017年4月2日日曜日

アクリル窓 2




「どんぐりⅤ」のアクリル窓新替
あまりに小面積なので手持ちの端材で充分間に合うと思ったが
ほんの少し2つの窓を取るには不足
オフショアーの田内さんお願いして端材をもらう
割れた物と同じ厚味のアクリルを都合してくれた

内側には大きなワッシャーと袋ナットを使い
締め込んでも合板が凹まないように
触っても怪我をしないようにした
後はバウハッチの木が腐った部分の修理
ほとんど直ったので塗りにかかる

2017年4月1日土曜日

アクリル窓


アクリル窓

「どんぐりⅤ」のヒビが入ったアクリル窓入れ替えのため窓を取り外す
ホコリが入らないように紙でマスキング
工房で外してきた古い割れたアクリル窓を型に新しいアクリルをカット
角を落としてボルト取付穴を開ける
最近では窓の取付はほとんどの船が強力両面テープと隙間に黒色シリコンになって居る

「どんぐりⅤ」の場合2次曲面に湾曲した面に丸窓を取りつけるので両端が持ち上がる
以前の通りボルトナットで取りつける事にした
又ボルト穴からヒビが入らないようにアクリルに1ミリ大きなボルト穴を開ける事にした

2017年3月31日金曜日

グラブレール




「KAZAHAYA」のドッグハウスにチーク材のグラブレールを取りつける
ボルトナット止めでしっかりしたグラブレールだ
前後左右にふくらみのある三次元曲面でボルト穴を開けても大丈夫な位置が限られ
なかなか手強い位置合わせだった
無理やり位置を決めておいて足の角度を削ってドッグハウスのR面にフィットさせる
ボルト穴は1ミリ大きく開け低粘度エポキシを染み込ませ金属と木を切り離し
WEST工法で一番大切な部分を守る
レールの直径30ミリメートル
足の高さ30ミリメートルで手袋をしても問題無く握ることが出来るサイズにした
市販のグラブレールは華奢過ぎだと常々思っています
いざという時に身を預ける物が頼りなくてはいけないでしょう

2017年3月30日木曜日

国籍証明書




日本の普通のヨットは取っていない国籍証明書だが
海外ではこれがどうしても必要になる
僕がこの書類を作った時愛媛で国籍証明書を作ったヨットは「花丸」で2艇目だと言われた
何所をどう計った数字だか解らない船長や巾や総トン数などはどうでも良い
船体識別番号という世界に通じる番号さえ示せば良いのだ
海外で船検証や小型船舶免許証を出しても日本語で読むことさえも出来ないので突き返される
国籍証明書と入出港届・乗組員名簿・パスポートがあれば海外へ行ける
日本は役人天国で世界に通用しない規則を沢山作りヨットで海外に出るのは至難の技だ
但し 全てをお金で解決することは出来る
分相応の航海をしてくれと役人に言われた時には怒り心頭に達した
日本は未だに鎖国だ

2017年3月28日火曜日

機走中の「花丸」



「花丸」はサバニ船型で引き波が少ないはずなのに
写真では結構大きな引き波を立てているように見えます
荷物の積み過ぎもあり船尾が沈み込んでいるようです
この写真は日曜日の帰路「KAZAHAYA」から写してくれたものです
今度のアンカレッジ・マリーナ合同クルージングでは

ステー(マストを支えるワイヤー)が緩んであっちもこっちも締め付け直しました

それともう一つどうもエンジンオイルの減りが早すぎのようです
もしかすると何処かからオイル漏れをしているのかも知れません
帰ってオイルを足しておいたので今日は確かめに行きます
昨日は父と一緒に川内にある桜の湯へ行きました

花が咲いていないのに急に冷え込んでみぞれが降りました
あんなのは何て呼ぶのでしょう 花冷えでもなくまだ冬のままなのかも知れません

2017年3月27日月曜日

アンカレッジマリーナ合同クルーズ



「花丸」は御手洗港に寄って昼食・散策の後大三島へ向かう
大三島の大山祇神社参道スタート地点のきれいな桟橋に6艇のヨットが集まった

桟橋陸に向かって右側が全て埋まったので「花丸」と「KAZAHAYA」はダブルで停泊
この写真の後ろに「Sakura」も泊まっている
塩湯の温泉に入ってからレストラン「よしの」で盛大に宴会
3月の朝はまだ寒くて震え上がり毛布では目が覚めて寝袋に入り直す

帰りは「Sakura」が先導して「KAZAHAYA」と「花丸」の3艇でゆっくり機帆走
堀江湾にたどり着いたのは15:00くらいだった
たまには沢山のヨットが集まるのも良いなと思った

2017年3月25日土曜日

バウハッチ



「どんぐりⅤ」のバウハッチ合板が腐って穴が開いていた部分があり
蝶番ごと取り外して工房に持って帰った
合板を腐っている部分だけスカーフ繋ぎをして新しくする方法もある
手間がかかりそうなので腐っている部分を削って取り除き
低粘度エポキシにガラスチップを混ぜて埋めることにした
上手く行って表面の凸凹をエポキシパテで平しているところ
少し歪みが出ていたので魚型文鎮で修正中
今日はアンカレッジマリーナの合同クルージングで大三島へ行きます
「花丸」はその前に御手洗へもう一度寄ってから行こうと思っています
一泊しますので明日の日替わり写真はお休みです

2017年3月24日金曜日

バウパルピット




事故で修復不可能なほど折り曲げられたバウパルピット(船首落ち止め)を作り替えた
ヒビが入っていたので新しいLED両色灯も取りつける
その電線を通すのは一苦労でピアノ線を使って通した
昨日ハーケンジブファーラーの巻き取りドラム交換と
このバウパルピット取付でアルページュ30フィートの修復完了
今日はデッキプラグを取りつけて電線を船内に入れ結線をし全てが終了する予定

2017年3月22日水曜日

木栓




特注でグラブレールを作りました
市販の物はあまりにも華奢すぎです
本当にいざという時体重ががかかれば折れて落水する人を支える事は出来ないでしょう
それにボルトナットで留めつける為の厚味がありません市販のグラブレール厚味は木ネジ止めの厚味です
と言うことは船内の外れても命に別状がないところに用いるグラブレールです
写真の特注グラブレールは普通の人の体重がかかっても何ともないサイズですが
これを止めるには8ミリボルトナットを使う必要があります
8ミリボルトの頭を沈めて埋め木をしないといけませんが
そんな大きな埋め木を作る為の埋め木作りのキリがありません
そこで昔作ったどんなサイズの埋め木でも作る事が出来る埋め木作り治具を引っ張り出しました
埋め木の下の穴に左手を入れて埋め木を指で固定し
削る部分が上になる様に回転させながら右手で上からカンナをかけます
丸鋸で横方向繊維の角棒を作っておき
それをカンナで四角八角十六角と削っていき最後に真ん丸に削ってサンドペーパーで仕上げます
埋め木は横方向の繊維でなくてはいけません 縦方向の木目を使うと水をボルトの方に引き込みます

2017年3月21日火曜日

木造艇



僕が作った「どんぐり Ⅶ」の前に
横浜の岡本造船という日本最古のヨット造船所が作った「どんぐり Ⅴ」
K16-キャビン付きデイセーラー
センターボーダーで昔ながらの木造艇の作りだ
アンカレッジ・マリーナに運ばれてきた
古くなって雨漏りがする所があり修理することになった
先ずはバウハッチが腐っているのを取り外して持ち帰り修理するところから始める
今時珍しいシングルチャインの木造ディンギーだ

シアーラインやキャビン角の縁回しを見ていると
堀江謙一さんが太平洋ひとりぼっちをやった頃のヨットを思い出す

2017年3月20日月曜日

たき火



ゴミが沢山出たので燃えるゴミは燃やしています
朝井さんが作ってくれたガスボンベをカットして作ったかまどです
朝の堀江はほとんど無風でそよ風が海に向かって吹いています
無風の時は昼間は陸に向けて 夜は海に向かってかすかに風が吹きます
松山市の負担を増やさないように出来るだけ紙や木は燃やすのですが
燃やしてはいけないと言いだして長いです
最近はそうでもありませんが最初の頃はちょっとでもたき火をすると
消防が来てしかられたこともあります
暗い中で炎を見ていると子供の頃を思い出したり未来を考えたりなかなか良い物です

2017年3月19日日曜日

整備後の「花丸」




12年目のレストアが終わって出港3回目で来た中島大浦港
夏でもないのに瀬戸内のべた凪でほとんど風はない朝
大分積み荷を元に戻して積み込んだので足が入って吃水が下がった
ライフライン船尾側・船首側にやっと雑索をぶら下げたたり
ハリヤード類をマストから引き離しておくロープを付けたりして快適にセーリングできるように調整中
セールはとにかく紫外線に当てないように入港の度に面倒だがセールカバーを被せる
早くも排気ガスの煤でトランサムが汚れた
機走時にはコクピットの水抜きがある船尾の穴まで水に沈む

2017年3月18日土曜日

中島 大浦港



昨日朝井さんからSanday2で大浦へ行くが来ないかと電話があり行く事にした
ほとんど風はなくてエンジンのテストランという感じだった
朝井さんは何度も黒鯛(チヌ)に手銛が刺さりながら逃げられ悔しがったが
そこは料理人用意してきたイノシシ肉で美味しい鍋料理を作って振る舞ってくれる
僕はもっぱらシャトルシェフでご飯炊きとお湯を沸かしてお茶を入れる役目
それと終わった後の皿洗いは古いタンクの水を使うのに丁度よい役目だった
そのまま大浦泊まり 今朝は寒さで04:00に目が覚め
湯たんぽを入れて二度寝
06:30頃に起きだして昨日の残りで朝のおかゆを作ってくれる
朝食の後直ぐに柳原へ帰る

帰りには何時も通る野忽那島(のぐつなじま)最北端の小さい島が怪獣に見えた

左が頭で2つコブがあり右には尻尾まで付いている
見る角度によってゴジラが伏せをしている様にも見える

2017年3月17日金曜日

手が届かない




アルページュ30 壊れたバウパルピットを取り替えないといけないのに
船首先端にアンカーウェルがあり潜り込んでも狭くて入って行けずナットに手が届かない
悩んだ末にアンカーウェル先端の左右に穴を開けて手を入れバウパルピットの止めネジを緩めた
どうしてこんな事になるかというと もう40年近く前の船なのに
アンカーウェルもバウパルピットもクリートもデッキに取りつける部品は全て先に取りつけてから
ハル(船体)とデッキを張り付けて居るので後からでは手が届かない所が出来た訳だ
修理の時は困るが部品取付はデッキだけの時だと圧倒的に楽で早くなるはずだ
アンカーウェル先端両サイドの穴は120ミリホールソーを新しく買った
それとあまりに距離がないのでアングルドリル(チャック部分が直角に曲がった特殊なドリル)を探し出した
滅多に使う事はないので何処かへしまい忘れていた
これで一件落着 事故で折れ曲がったバウパルピットを取り外す事が出来た
海の広場を更新しました
左上の最新の更新ボタンから入って下さい

2017年3月16日木曜日

縁回し


縁回し

「KAZAHAYA」というアンカレッジ・マリーナにある木造デイセーラー
イタリアで製造されただけあり船内塗りはツヤ消しマホガニーで統一されきれいです
同じ色合いのマホガニーを探して加工し何度もウレタンを塗り重ね導管の跡をウレタンで埋めます
そして最後の塗りは周りと同じ程度の5分艶消しで塗りました
角の部分を45度の止め仕上げにしないのはゴミが角に溜まらない様にするためです
一度乗せていただきましたが機走も帆走も軽くて圧倒的に速い船です
デイセーラーだから余分なものは何も積んでいません
ディンギーのお化けという感じの大きさや走りです
瀬戸内海の何所にも帰港しない日帰りセーリングには適しているかも知れません
海の広場を更新しました
左上の最新の更新ボタンから入って下さい

2017年3月15日水曜日

HARKENジブファーラー



モーターボートに衝突されて壊れたハーケンジブファーラー マーク3
バウパルピットもグシャグシャに壊れそれを取り外すのも一苦労だった
あまりの衝撃で六角ボルトが緩まずサンダーで切る
ハーケンはジブファーラーの代名詞の様なしっかりした会社で
小さい部品も単品で取り寄せることができるそうだ
傷んでいる部分をアセンブリーで買う事にした

2017年3月14日火曜日

ジブファーラー


ジブファーラー

ディンギー用のジブファーラー
ファーリングドラムの巻き取りロープが片寄って巻けてしまい固まって動かなくなるので
ファーラーの下にステンレス板を取付リード用のアイを固定した
これで大分改善されて巻き取りロープは中央当たりに巻けるようになった
クルーザーの大きいセールにディンギーのファーリングシステムを使っている人は少ないと思うが
今のところ問題無く役に立っている
風が強くなれば直ぐにも巻き取りインナージブにしようと考えている
以前のニュージーランド往復航海ではほとんどインナージブばかりで走り
何時ももう少し大きいセールが欲しいなと思っていた
ライトジェノアを使えなかったのは風が強くなってきた時に降ろすのが難しくなるからで
ファーリングだと問題無くサッと巻き取れるので使えると思う

2017年3月13日月曜日

岩手出身の女性




岩手県花巻出身の美大生がやってきた
今週は連れ合いと3人で御手洗港(みたらいこう)へ行った
先に42フィートのアメリカ フロリダから来たというヨットが停泊していた
桟橋の真ん中に止まっていたので少し移動してもらい「花丸」は桟橋の先に着けた
御手洗の古い町中を散策して日本中から古い時計の修理依頼が来るという時計屋の前にも来た
岩手の女性は「海」さんという名前で
ヨットを自分で作ってそれに乗り日本一周をしたいそうだ
まともに乗れる船を作るには10年はかかる
そんなのをしていると身体に良くないし婚期を逃す恐れが大いにある
やめなさいと言うアドバイスをした
僕が御世話になったヨット大工の頭領も岩手県出身
彼女も岩手県出身だそうだが全く訛りがない言葉をしゃべった
僕の伊予弁は何所へ行っても変わらない

2017年3月12日日曜日

プロペラ研き



アルページュという30フィートのヨット
プロペラを磨いて欲しいと言うのでサンダーに真鍮のワイヤーブラシを取りつけて磨きました
真鍮ワイヤーは直ぐに磨り減って短くなりますが
ステンレスや鉄のワイヤーブラシだとプロペラが傷だらけになるからです
サンダーでワイヤーブラシを使う時はワイヤーが抜け落ちると危険なので必ず保護眼鏡をかけます
ダイヤーーー380
ピッチーーー320
の刻印が見えて来ました

電蝕も全く無くてきれいでまだまだ使えるプロペラでした
きれいに磨いた後ペラクリンの3液性下地エポキシを乾くのを待っては何度も塗り重ね
後は海草やフジツボやカキなどがプロペラに取り付いた時にプロペラを回すことで引きはがす
ブヨブヨするシリコンよりもっと柔らかいペラクリンの主剤を毎回1日置いて硬化するのを待ちながら3回塗り重ねます

2017年3月11日土曜日

バウスプリット先端



「花丸」の2.1メートルあるバウスプリット先端です
一番前にはデッドアイで8ミリフォア-ステーを締め込んでいます
次はファーリングジブです
ディンギー(小型ヨット)用のファーリングシステムでアルミの芯が無くセールのラフにワイヤーがあり
そのままワイヤーを回転させて巻き込みます(宇和島の徳田さんに頂いた物です)
フォア-ステーと一緒に巻き込む恐れがあるので少しジブハリヤードのテンションを緩めてあります
タック部分はバウスプリット先端まで行かなくてもテークルでデッキから張り出したり取りこんだり出来る様になって居ます
このファーリングシステムを採用するまでは面倒なので滅多にジェノアジブは上げず
ほとんどインナージブばかりで走っていました(インナージブは上げっぱなしだったので紫外線に一番にやられました)
ところがファーリングジブにしてからはジブセールの展開が楽になったので
インナージブはほとんど張らなくなりジェノアジブが主力になりました
外洋でもそのやり方が通用するかどうか解りませんが
対応できる風力できちんと天候の予測ができる時は出来るだけジェノアジブセールで行きたいと思います
風力が上がってきたら巻き取れなくなる恐れがあります

追っ手にしておいてメインセールの風下に入れ風を抜けば一気に巻き取ることができます
あまり危険なことをやりたくはないのですがいよいよとなったらその手を使います
それも波が高くうねりのある外洋で通用するかどうか試してみます

2017年3月10日金曜日

オークレット26



愛媛県西予市三瓶と言うところに停泊しているオークレット26
メインセールとスタックバックとジブセールをセットしに行きました

以前のセールやセールカバーが随分くたびれていたのでまるで新艇のように見えます
ヨットはセールで走ります やっぱりセールは新しくなくてはいけないものですね
隣に漁船を泊めている漁師のおじさんが見違えるように良くなったと褒めてくれました
ビミニトップもオーナー自ら制作中です
今年の夏は何所へ行かれるのでしょう楽しみです

2017年3月9日木曜日

シャックル回り止め

シャックル回り止め

マストを支えるワイヤーはチェーンプレートというしっかりしたステンレスの板にシャックルで止めてあります
シャックルは振動すると緩んでくることもあるのでシャックルピンの穴に銅線を通して固定し回り止めにします
どのヨットにも沢山のシャックルがありますが回り止めの銅線をやっている船は滅多にいません
航海中は朝起きると先ずデッキをぐるっと回ってシャックルやブロック(滑車)やシート(ロープ)などを点検します
シャックルに回り止め銅線をしているだけで随分点検が楽になります
銅線を見ればシャックルピンが緩んだかどうか一目で解るからです
目で見て音で聞いて触ってみて匂いをかいで舐めてみてと五感を使って危険を察知するのがヨット乗り
長距離航海をしていると五感が研ぎ澄まされ第六感というのもあるなかなという感覚になる事もある
しかし僕は霊的なもを信じる方ではなくマメに整備をし航海術をセオリー通りに使う事で生き延びてきた航海者だ
シーマンシップとは精神の問題ではなく海で生き残る為の一つ一つの技術だという

2017年3月8日水曜日

アンカレッジ・マリーナにて



この写真は2017.02.27アンカレッジマリーナでレストアが終わり下架しようとしている時の写真です
全ての金具はピカピカにひかり船体も塗りかえました
船底塗料を塗る前には今まで12年間一度も剥がさず塗り重ねて来た船底塗料を全て波がして綺麗な面を作りました
船尾船名「花丸」の文字の下にHANAMARUとローマ字で読みを書きました
降ろして森清水産で水を入れさせてもらうと「花丸」は水タンクが2つ有る右側に傾きました(左は1つ)

クルージング艇にしては軽い船で設計重量半載3.8トン 満載で4トンです
長距離航海では4.2トンくらいにはなるでしょう
今は左舷に重量物を積んで船を水平に保つように積み荷を直しています
2本のマストも修理しマストを支えるワイヤー類も全て入れ替えたので一安心です
今からさらにシェークダウンを繰り返しもっと安全な船に仕上げます

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