2012年4月30日月曜日

真澄人君と二人で二神島へ
行きはウインドベーンのテストをしたが風力が弱くて上手く行かなかった
もう少し風が吹いている時でないとウインドベーンは働かない

あきらめてオートパイロットで機走

二神島の古い方の桟橋海から見て右側に入港した

刺し網漁船が帰って来たが捕れないそうだ
今年は朝井さんも釣れないと言うし何だか海の様子が変わってきているのかなあ

折りたたみ自転車(アルミ11キロ・6段ギア)を組み立てて島を一周しようとしたが

3/4くらい走った所で道路は終わっていた
二神島の外周を回る道路は全線は通じていなかった
引き返して途中で山越えして港のある方へ帰って来た
20分ほど思い切り自転車を漕いだので足が痛くなった

今日は雨だが仕事をする予定


2012年4月29日日曜日

ラダーシャフトを差してみる


舵板の前につくスケグとシャフトの関係を見るためにシャフトを差してみる

スケグは上の方に少しついているだけでシャフト下部から下は舵板が前に伸びて
バランストラダーになっている

レーサーなので直進性よりも回転性を重視したのだろう

バランストラダーは舵軸を中心に舵を切る度にねじれが加わる
そのねじれの力をこの舵軸に取り付けたステンレスの挟み込みだけで押さえるのは無理がある

なるべく軽いラダーを作る為に発泡体を芯材としたFRPラダーを作るつもりだったが
これはちょっと難しい
シャフトが曲がっても舵板が取れなかった強度のある物にするためには
やはり合板で舵板を作りそれをFRPで積層すると言うのが理想かな

もう少し考えてみることにする


2012年4月28日土曜日

面出し



キール直ぐ上の外板を張り始めた部分で腐っていたので取り替えた所
マホガニーの接着が終わり粗く凸部分を削り面出しをし
その上にマイクロバルーンエポキシパテで凹んでいる部分を埋めた

昨日は朝一番にパテの表面にチョークで碁盤の眼を引いた
その上をエアーツール最大の400ミリは有ろうかというストレートサンダーでサンディング

それでもまだ凹んでいる部分に再びマイクロバルーンエポキシパテを入れ
その上からダイニール加工をする

ダイニール加工というのは
ダイニールクロスというガーゼのような布をエポキシで木に積層する事で
木造船では木に舟食い虫が入っていくのを物理的に防ぐ効果がある
それ以外にガラス積層のように衝撃で周りが壊れないでその部分だけが壊れると言われるが
僕はダイニールクロスよりずっと安いガラスクロスで充分だと思っている
但し施工者としてはガラスを使うと痒くなるので高価でもダイニールの方が助かる

それと昨日はスケグ部分ケヤキの塊を大型ベルトサンダーを持参して削った
ベルトサンダーは思ったより危険な工具で
怪我をすると刃物で切ったよりもずっと直りにくい
だから慎重に慎重に硬いケヤキを削り取った

今日は土曜日だが先日雨の日に一日遊んだので仕事をする事にした


2012年4月27日金曜日

島の家
昨日は天気予報通り朝から雨なので連れ合いの実家へ行くことにした
もう人が住まなくなって13年目
きれいなミカン畑だった周りの山はみんな藪になってしまった

家もそろそろ雨漏りも始まった箇所があるようだ

家から直ぐ道を挟んだところにある墓掃除をして

タケノコを沢山掘り草花を摘んで
島の家を後にした

緑の力は凄い人間がどんなに手を入れた場所でも
人が居なくなったらあっという間に元の緑に戻してしまう

都会のコンクリートジャングルも例外ではないような気がする


2012年4月26日木曜日

ラダーとスケグ


船体全体の穴埋めは終わった
強度的には元通りになったと思うが
船側クリヤーニスを塗る部分の表面入れ替えが残っている

昨日はキール上左右の穴を埋めたマホガニーの凹凸を
ダブルアクションの強力なエアーサンダー40#を使ってサンディング

雨が降る前までに
マイクロバルーンエポキシパテで凹んだ部分を埋めた

その後頭を切り換えて
スケグのシャフトが通る部分を大まかに凹ませ
ラダー金具が通る様にしておいてラダーシャフトを通してみる
これがなかなかの難題でパイプの中の掃除を時間をかけてやった後
中ハンマーで叩いてやっと通すことができた

その後硬いケヤキのスケグを削っていて時間切れ雨も降り出した


2012年4月25日水曜日


右舷の埋め終わった穴部分エアーサンダーでサンディングしてほぼ平滑面を出す
凹んでいる所にはマイクロバルーンエポキシパテを入れる

写真の左舷は最後の部分スカーフ繋ぎの斜め削り
接着する外板材のマホガニーも両端を斜め削り
この写真の後エポキシ接着

船内に入って今まで接着した外板部分を確認して廻る
右舷シアーラインから上の船体に開いた一番大きな穴の部分
接着用エポキシが不足して隙間がある部分があったがエポキシを注入して埋める

スケグを削ろうとしたが芯だしの要領で真っ直ぐにラダー軸が下りる半円を削る必要があり
後回しにする

昨日は久しぶりに従兄弟が帰ってきたので叔母が入居している施設へ会いに行く
95歳の叔母はいたって機嫌が良かった


2012年4月24日火曜日

左舷キール部分外板入れ替え
写真は最後に残った左舷の外板穴
右舷の同じ部分は埋め終わった

元通りの強度を出すためにスカーフ繋ぎで細かく埋め直した
エンジンから漏れたオイルや燃料が染みこんだ外板なので
完全にエポキシ接着だけで保たせる自信が無い
そのためタッピングネジや木ネジもそのまま残す

この上に面出しをしてダイニールクロスを低粘度エポキシで一層ライニングする
強度には関係のない物理的にフナムシが木に入ってこない為の対策です

さていよいよ船内工事やラダー・スケグを作る事を考える

それと外板の傷ついた部分をきれいに埋め木すると言う細かい仕事がある
ウーンもう少しだ
毎日少しずつ進めていくしかない

写真はアンカレッジマリーナの籐さんが写してくれたもの


2012年4月23日月曜日

作業テーブル
昨日は雨の日曜日
「花丸」に乗るのもやめにして父に会いに実家へ行く

川内町と言うところにある桜の湯という温泉へ父と二人で行く

10:00くらいには家に帰りビールを飲み始める
酒に切り替えたところで朝井さんが久しぶりに家に見えた

ヨットの話しや震災の話しをしたが
今時のこと酒は勧めなかった




写真は一昨日のパイプハウスの中
作業テーブルは接着用エポキシとマイクロバルーンエポキシパテ作りで
散らかり放題になっている
今朝は片付けから仕事にかかろう


2012年4月22日日曜日

エポキシ接着
左右のキール上に開いた穴をスカーフ繋ぎで埋める

昨日は昼から雨の天気予報が夕方からと変更になる
それではここで接着をやれば仕上がりが一日早くなると大急ぎで接着を始めた

外板のエポキシ接着が終わり隙間をマイクロバルーンエポキシパテで埋めた

いよいよ強度を出すための接着は写真の穴4箇所を埋めることだけになる
もう一度スカーフ削りをして穴を埋める事にする

今日は日曜日だが雨で海は荒れるというので毎週の花丸乗艇は取りやめ
実家に帰り父と温泉に行く事にする




2012年4月21日土曜日

右舷キール上の外板サンディング
左右のキール上外板をダブるアクションエアーツールでサンディング
ノリ付きのサンディングペーパーは目が粗いと負荷がかかり過ぎてペーパーが飛ぶ
それでマジックタックペーパーを新しく買った
割高だが最後まで磨くことが出来る

仕上がった直ぐ上の腐り穴を埋める為に
スカーフの斜め削りをノミとベルトサンダーを使ってやる

接着をしようと思ったが雨が降り湿度が上がったので出来ない

今日も明日も雨だそうで接着は後回し
出来る事から先にやって接着の下準備を整えておこう


2012年4月20日金曜日

右舷キール直ぐ上の長いマホガニー埋め込み


カメラを忘れて帰ったのでこの写真は一昨日のもの

両舷ともキール直ぐ上のマホガニー外板を入れ替える部分エポキシ接着
両端のスカーフ部分が跳ね上がるのでつづで押さえ込む

昨日はもうすっかり乾いて押していたつづを外してその上の穴を埋める準備をした
準備が終わってさあエポキシ接着をしようとしたところで雨が降り初め
湿度が一気に上がったので接着は取りやめ

今日・明日・明後日と雨の天気予報なのでエポキシ接着は出来なくなった

ラダーを作る準備をした


2012年4月19日木曜日

右舷船首部大穴を埋める


右舷船首の一番大きい穴を30ミリ巾のマホガニーで埋める

昨日はアンカレッジマリーナの連休で電源が入らずコンプレッサーを使えなかったので
インパクトドライバーを使って留め付ける

バッテリーが2つあるので充電しながら締め付け

エポキシで真新しいインパクトドライバーがあっという間に汚れてしまった

写真の部分以外に右舷のキールの部分
長い2本のマホガニーもエポキシ接着で固定した

晴れて温度が高く湿度が低いのは金曜日までなので
出来るだけエポキシ接着を進めるとこにする


2012年4月18日水曜日

スケグ材ボルトを挟んでエポキシ接着


昨日は温度が上がり湿度が下がり絶好の接着日和
スケグのケヤキ材からエポキシ接着を始める

次は右舷船尾物入れ部分に喫水線ぎりぎりに開いた穴を埋めたマホガニーを
コーチスクリュー併用でエポキシ接着

スカーフして薄くなった部分の木ネジは接着が終わったら抜く事にする

続いて左舷クォーターバース部分に開いた穴を塞ぐマホガニーをエポキシ接着

最後に左舷キール部分の腐っていた外板長い物を2本エポキシ接着

暑くて汗びっしょりになり道具を洗って16:00には仕事を止めた
パイプハウスは風が通れば涼しいが
昨日みたいに風がないと両サイドを開けても暑くてたまらない

いよいよ早く仕事を終わらせないとやって居れなくなりそうだ


2012年4月17日火曜日

左舷クォーターバース部外板補修


なかなか仕事が進んでいないような気もするが
毎日少しでもやればやっただけは進む

「竜王」を作ったときに使った様なマホガニー外板の巾では
短い材はとても曲がらないので
30ミリ巾くらいでスカーフ繋ぎをして先ずは強度を出し
その後表面をシングルプランキングの外板らしく薄板をはめ込む

昨日はチークデッキのやり替えた部分に黒色シーカフレックスを入れたり
23ミリ直径のマホガニー埋め木を作ったり
外板の接着前準備をしたり
あれこれと仕事の内容を変えながら気になっている部分を少しずつ片付けた

今日は雨が降らなければ出来るだけ多くの部分をエポキシ接着する
雨が降って湿度が上がればラダー制作の準備をしようと思う

2012年4月16日月曜日

7.5knotの花丸


一人で中島の大浦と言うところへ行った

出航して直ぐは無風だったが野忽那島の北の端をかわすときには
北東の風が7メートル毎秒くらいまでになり
軽い花丸はあっという間に7.5ノットの快適な走りとなる

やはり直ぐに展開できるようにジェノアジブセールをファーラーにしたのは正解


なぜか中島大浦の桟橋にはこの日8艇ものヨットが集まった
地元の人がヨットレースでもあるのかと尋ねてきた

レースでなくても集まることもあるんですね

今度は土曜の夜にでも出港して誰も来そうにない遠くの港へ行こう


2012年4月15日日曜日

叔母の家の庭草刈り


僕には95歳になる母の姉がいる
今は堀江の僕の家から車で5分くらいのところにある老人施設に入っている
小さい頃随分お世話になった叔母さんです

家が松山市内にあるのだが
庭が広くて草ボウボウになると近所から苦情が出るので僕が草刈りをする

今年から刈り払い機で切った草を運ばなくて良いように
草丈が短い内に切りその場に放置することにした
今年初めての草刈りで既に40センチくらいに伸びた草もあった

僕は海が好きだが元々は道後平野の一番山側で育ったので山も好きだ
高校生になるまで海を見る事は年に一度くらいしかなかった

航海を終えて緑の中に帰ると陸は何と変化に富んで楽しいのだろうと思う
それでもしばらくすると何も無い海に出て行きたいと思う

そろそろ航海に出たい虫が騒ぎ始めた


2012年4月14日土曜日

左舷バラスト上外板新替


せっかく湿度が下がりかけていたのに
さあ接着を始めようと思ったら昼前に雨が降り始めた
それからは一気に湿度が上がりエポキシ接着はあきらめる

左舷後ろの手つかずだった穴を塞ぐマホガニー材を切り出して
穴に合わせてスカーフ削り

そして不足したマホガニーの埋め木を作る

接着準備で一日が終わる


2012年4月13日金曜日

右舷バラスト上外板新替


工房の記録式温度湿度計はあまりに高価なので作業場には向かない
でもエポキシ接着では湿度を知ることは必須

そこでアンカレッジマリーナハーバーマスターの日野さんが
テントハウス内に湿度計を用意してくれた

それによると昨日は雨の後で湿度が高すぎ接着は出来ないと言う事で

右舷バラスト上外板の穴に新しいマホガニー外板をはめ込む事から始めた
左舷の長穴にもはめ込んだ

「竜王」を造ったときのマホガニー巾だと短い木は曲げ付ける事が出来ない
そこで巾は30ミリ巾に落とし
エポキシで繋ぎ合わせて曲げることにした

喫水線から上の外板穴は一度強度を出すために埋めておいて
その上に化粧板をシングルプランキングの見栄えで張る事にする

今日は晴れるのであちこちの接着をやることにしよう


2012年4月12日木曜日

スケグ繋ぎ足し


ラダーシャフトが曲がるほどの衝撃で
スケグの下の方が無くなっていた

エポキシ接着で残っているボルトを挟み込み新しく強度になるボルトを入れて
ケヤキ材を繋ぎ足すことにした

ラダーシャフトが真っ直ぐに下りてくる部分で
結構繊細な寸法が求められるところ

昨日は朝から雨が降り接着仕事は出来なかったが
エポキシを使うための下準備は進める事が出来た

今月中にはエポキシ接着で穴を塞ぐ仕事を全て終えたいと思っている


2012年4月11日水曜日

ケヤキ船首材埋め木


船首ステム材のケヤキに通したボルトの部分が黒くなっていたので
取り除いてボルトの部分を凹ませて新しいケヤキで埋め木

これを削り出せば強度も色も揃う

もう1箇所あった黒く変色した部分も埋め木をする

どちらも金属に触れていた木の部分で
最近言われ出した金属と木が直接触れるような工法は良くないというのが解る

木ネジやボルトナットなど金属を木に残す時は
木と金属をコーティングで離しておく必要がある

でないと木と金属の温度差で金属が木の中の水分を集めては自分の周りの木に集め
金属の周りの木にバクテリアが発生し木を腐らせる

ボルトや木ネジのようにピンポイントで木と木を接合するより
接着材の面で接合する方が剥がれなければ強いに決まっている
おまけに金属と木の接合部分の腐れも無い
接着工法は理想の工法だが
「竜王」が生まれた45年も前にはエポキシで木を接着しようという技術は日本には無かった


2012年4月10日火曜日

外板補修準備


外板をスカーフ繋ぎで補修する為の準備をする

船体に穴が開いた部分の外板は強度を出すためにスカーフ繋ぎで補修する

ウォーターラインより下の部分はその後ダイニールクロスを低粘度エポキシでライニング
ウォータラインより上の部分は強度が出た後
もう一度彫り込んで表面だけシングルプランキングの修理の様にはめ替えます

昨日はスケグ部分のケヤキも木取りし
ステムのケヤキがボルトで変色している部分もやり替えた

木工の手仕事はなかなか思ったようには進みません



友人がヤマハの仕事で宮城県へ小さい漁船を造りに行っています
これはやっつけ仕事でチームを組んで一日5・6艇ずつ造るそうです
同じ作業の繰り返しで面白い仕事ではないようです

それに地元の造船所は蚊帳の外で仕事が無いのだそうです
船作りを殆ど止めそうになっていたヤマハは震災特需で復興しそうですが
地元の小さな造船所をだめにしてしまってはいけません
行政と大会社のやることは税金をばらまくことと自分たちの儲け優先

小さい会社はよほど特殊な技術を持っていないと成り立たない世の中になって来ました


2012年4月9日月曜日

昨日は久しぶりに花丸に乗った


昨日は大潮で船溜まりの前にある段差が現れていた
軽く4メートルくらいは潮が引いただろう

昔は船立てと言って漁船をこの部分に引き込んで
潮が引いている間に木に入り込んだ舟食い虫を退治するために
船底で松葉などを燃やしていた所です

昨日はレプトンという船を持っている山本さんが
岸壁に船をもたせかけて船底を掃除していた

昔は僕もよくやったが今の花丸はバラストが鉛だから
そんなことが出来なくなった

昨日はMast Originalの真澄人君と二人で「花丸」で興居島まで行った
彼が乗ると殆どのことを任せられるので楽ちんです


2012年4月8日日曜日

バラスト鉛の直ぐ上補修


バラストの鉛部分の直ぐ上ケヤキとの間にヒビが入っていた

サンディングしてアセトンで何度も拭き取り
ダイニールクロスで低粘度エポキシを使いオーバーレイアップ

その後をマイクロバルーンエポキシで整形し
殆ど元通りのスムーズなフィンキールになった

この後防水のインタープロテクトを塗って
平面に研ぎ出せばこの部分は終了する

昨日は休むつもりだったが予定より遅れているので仕事をした
今日は今から一人で「花丸」に乗りに行く


2012年4月7日土曜日

船底スカーフ埋め木


左舷船尾側に大きな衝撃を受け穴が開く寸前の所があった
前後に外板厚味の12倍斜め削りをして
新しいマホガニー材をエポキシを使って接着する

押さえは専用のエアーツールで仮留め釘を打つ

硬化すれば元通りの強度になる

バラスト周りや船底喫水線以下の修理を先ずやろうと考えている

船体外板の見える部分は細かい作業で美しさが求められるので
しばらく新しいマホガニーに慣れてから施工することにした

後大仕事としてはスケグの修復とラダー制作
それと右舷船首側外板に開けた大穴補修後の船内側制作

まだまだ補修作業は始まったばかりです


2012年4月6日金曜日

スケグ修復用ケヤキ


本物の日本建築ばかりを手がけている菅建設さんに素晴らしいケヤキをもらう
玄関の上がりかまちに使った端切れだそうです

半分に切ってこの巾だからどれほど大きい家なのか
今でもそんな家を建てる人が居るんですね

「竜王」のような船は発注する人も造る人も居なくなったが
住宅の世界ではまだかろうじて建て売りではない日本建築を
発注する人も建てる人も残っているようです

おまけに何人も若い弟子を抱えて
木の匂いがぷんぷんする大きな工場で刻み仕事をしていました

こんな世界が残っているとは
日本建築はまだ大丈夫です


2012年4月5日木曜日

バラスト先端


春の嵐の被害は全く無かったと思いパイプハウスに入って仕事を始めて気がついた
パイプハウス全体が基礎のH鋼ごと40センチ東北にずれている

「竜王」とそれを乗せている特大船台は全く動かず
船台から押さえを取っていた木がみんな外れてパイプハウスがH鋼ごと移動した

両舷とも人が通れないと仕事が難しいので
工房からチェーンブロックを持ってきて元に戻す
色々工夫してやっとの思いで元に戻した

ものはついでの力仕事で
震災の津波でさまよっているときに何処かに当てたのだろうバラスト先端が右舷に30ミリ曲がっていた
それを富永板金さんに特大ハンマーを借りてきて何度も叩いて元に戻した

鉛だけなら直ぐだがバラストの底と後ろの角には真鍮の巻物があったので
僕が持っている大型ハンマーではびくともしなかったものだ

昼からはまともに低粘度エポキシの仕事をする


2012年4月4日水曜日

春の嵐


昨日は一晩中春の嵐が吹き荒れた
全国的に交通が麻痺したようだ

堀江湾には台風の時の様に5隻の本船が避難していた
夜中電気を点けてアンカーが引けないかワッチをしていたようだ

心配になり起きたら一番に「竜王」を見に行った
竜はちゃんと檻の中でおとなしくしていた

あれだけの風に耐えるならパイプハウスもまんざらでもないようだ

風のせいか一気に湿度が下がったようだ
今日はエポキシを使う仕事が出来る


2012年4月3日火曜日

マイクロバルーンエポキシパテ


今朝は雨だが昨日はよく晴れて湿度も低かったので
エポキシを使う仕事をした

低粘度エポキシにマイクロバルーンとアエロジルを混ぜて
ドリルに付けたプロペラでよく撹拌し垂れないエポキシパテを作る

それを鉛バラストとその上のケヤキとの割れ目に
アセトンで木の面を拭いておいて乗せていく

ケヤキにはエンジンから出た油が回って居るので
エポキシ接着は難しいと思われるがチークをエポキシ接着する要領で
アセトンで何度も拭いた後直ぐにエポキシパテを乗せた
上手く行ったかどうか今日試して見る

今日は朝から大雨で風が強い


2012年4月2日月曜日

パイプハウス内作業台




昨日は日曜日で「花丸」に乗ろうと柳原港へ行ったが
風が強くて出港したら船と船の間隔が狭まって
1人では入港できそうもないので結局出なかった

アンカレッジマリーナで1時間だけ新しく取り付けたトーレールを削り出す
キワガンナという角を削る事が出来るカンナを持参して削り出した

壊れた部分に継ぎ足したトーレールは
殆ど解らない繋がった曲がり具合で元通りになった

日曜日はヨットに乗ると決めているのに
乗る事が出来なかったのですっきりしない

4月5月はいよいよ「竜王」最後の仕上げだ
頑張るぞという気になる

2012年4月1日日曜日

増しフレーム接着取り付け



土曜日は雨で休んだ

写真は金曜日増しフレームとチークバルクヘッドを接着したもの
チークバルクヘッドは接着と木ネジを併用した
これで穴を開けた部分に強度を受け持たせる外板を張る事が出来る
今日は久しぶりで花丸に乗るつもりで居る

銅粉をエポキシで引っ付けただけのラダー部分
大分海草が生えてきている

やはり普通の船底塗料を普通に塗るのが一番楽なやり方かと思う

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ヨット屋です ヨットを造ったり乗ったりします http://www2.odn.ne.jp/~ikegawa-yacht/