2012年11月29日木曜日

オートパイロット


友人がオートパイロットが壊れたと送ってきた

「花丸」に持って行ってテストするとどうも電子基板ではなく物理的な問題のようだ

工房に帰って腰を据えて分解してみる
初めてだったので防備がたりなかった
手が海用のグリスと金属の粉で直ぐに真っ黒になった
作業服を着ていなかったので最悪の状態
結局解ったのは最後までシャフトを引き込んだ時に衝撃を弱めるゴムがへたって
薄くなったゴムが引き込んだシャフトと受けの間に挟まって次が出ていかないと言う事になっていた

全部分解しないと入らない部分なので完全に分解してゴムを取り出し
手持ちのゴム板を切ってそれらしい緩衝材を作る
分解してみて学んだこと

オートパイロットは出しいっぱいや引きいっぱいでモーターを滑らさない事
ベルトがギザギザ付きベルトと歯車なのでそれを繰り返すとモーターの力の伝達部分がだめになる

引き一杯のシャフトエンドには緩衝ゴムが入っているが引きいっぱいにしなければ傷まない

仕舞う時も使う時もシャフトは出や引きをいっぱいにしてはいけない
電子スイッチで簡単に引ききらない出し切らない様に制御できると思うがやっていない機械だ
その辺りを知った上で大切に使おう

風の無い機走の時にじっと舵を持ってコンパスとにらめっこで走るなんて言うのは
過ぎ去った昔のやり方だ
ヨットで機走中にやりたい事は他に沢山有る

再度「花丸」に持って行って正常に動くことを確認して直ぐに送り返した
今週末のセーリングに間に合った

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