2013年2月20日水曜日

防蝕亜鉛



左舷コクピットコーミングから銅線を取り出し
その先に防蝕亜鉛を取り付けて普段は布のカバーをしてある
船内側はステンレスのプロペラシャフトに留める
「瀬戸壱丸」が停泊している港はなぜか電蝕が激しい
今のプロペラシャフトの前の物は電蝕で沢山のスが出来危なかったので新替
今度は船を留めた時は必ずプロペラシャフトから直接取った銅線を通して
船外に防蝕亜鉛を吊り下げる事にしたそうだ
勿論「瀬戸壱丸」ではプロペラとステンレスシャフトの電蝕を防ぐために
プロペラシャフトには普通の船と同じ様に防蝕亜鉛を取り付けてある
その上に管導材にも大きな防蝕亜鉛をつけてある
それでもまだ電蝕が進むので少し離して舷側に防蝕亜鉛を吊すのだそうです
昔船体がアルミの船で停泊中は1メートルおきくらいに船の周りに太くて長い防蝕亜鉛棒をぶら下げているのを見た事がある
電蝕は怖いですね

セールドライブの水中部分周りがみんな電蝕で溶けてシャフトと笠歯車とプロペラがもろに見えるようになった
凄く短い期間に激しく電蝕を起こした船を見た事があります
自船の周りの状況で電位差の大きな金属が近くにあればあっという間に電蝕が進みます
特にステンレスは中心部分までスカスカになり周りは残っているので
見かけよりも電蝕が進んでいる事があります

人ごとではない係留場所を変わった時などは早めに防蝕亜鉛をチェックする必要がある

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