昨日は淡路島洲本への航海に必要な食料を積み込んだ
雨の中買い出しに行き適当に食料を積み込む
写真は柳原漁港のヨット群
左から4番目の2本マストが「花丸」
一番左に港を出入りする狭い通路が写っている
出入り口には波が入り込まないように一文字の防波堤がある
箱のようなテンダーに乗って渡らないと船にはたどり着けないが
それはそれで防犯上非常によい環境だと思う
夏は時々子供が乗って遊んだりしていることもある
いよいよ今日の昼前に出港し上げ潮に乗って洲本に向かいます
多分今日の夕方には弓削島に到着するでしょう
明日は朝03:00弓削出港で上げ潮に乗り
そのまま岡山で下げ潮に乗って行けるところまで行きます
もしかしたら洲本サントピアマリーナまで行き着くかもしれません
瀬戸内海のヨットは風まかせではなく潮まかせです
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明日からネットに繋がるまで日替わり写真の更新はお休みです
ニュージーランドから来た30FeetのBristl Channel CutterのFentonさん
日本を離れるために昨日朝早く三津港を出港した
今は山口県上関町室津で雨風に遭い今日は出港できないと今朝のメールで言ってきた
大分県国東半島の先端にある姫島へ行き
それから関門海峡を抜けるそうだ
九州西岸を南下して屋久島から島伝いに沖縄まで行くと言うことです
後は日本を離れフィリピンへ向かうという
ワーキングビザを取って働きながらのゆっくりした航海です
こんなのもありかなと思ったりします
きっと駆け抜けるような航海よりもその国のことがよく解るでしょう
ドッグハウスの上に黄色いディンギーを積んでいます
これでは前が見えません
まあスピードが遅いヨットだからしょっちゅう前を見ている訳ではないので
こんなのも有りかと思います
ニュージーランドから来た30FeetのBristl Channel Cutter
Fentonさんという人が自分の庭にあった木を切って作ったという
素晴らしい出来映えのシングルプランキング艇
船名の「Pateke」はアボリジニの言葉でアヒルだそうです
日本に来て2年くらい経ったでしょうか日本が大変気に入ったので又来ると言います
一年以上を瀬戸内海の北木島で過ごしました
夏には日本海側を通り北海道まで行きました
帰りも日本の外国船に対する入港手続きの煩雑さに悩まされ日本海側を帰って来ました
外国のヨットが開港でない普通の港に寄るには入港した日は一日何も出来ないくらいの書類を書かされます
ヨットに対して入国後にこれほどの書類を書かせる国は他に知りません
日本は本当は開国していない鎖国状態なのではないかと疑います
今から「Pateke」は島伝いにフィリピンへ行き
知り合いの所に船を置いて一度飛行機でオーストラリア経由でニュージーランドへ帰るそうです
その後航海を続け日本に戻ってからカナダに渡るというのが今のFentonさんの計画です
瀬戸内海では船が大きすぎる重すぎると言うのが僕と一致した考えです
昨日の話しでは26フィートくらいの楽に扱える船が良いと言う結論に達しました
僕も「花丸」を乗りこなせる年齢の内に世界一周をしないとその内乗れなくなります
船底塗料を塗るのはローラー刷毛で塗ります
幅の広い糊刷毛もよいのですが
ローラー刷毛の方が手間いらずで楽です
プロペラにはペラクリンを塗ります
ワイヤーブラシで金属が出るまでプロペラを磨いておいて
ペラクリンの黄色いエポキシを塗り
硬化したらその上にぶよぶよの幕になる液体を塗ります
プロペラの様な可動部分にはペラクリンは何も付かないで一年はいけます
花丸は吃水が1300しかないので船全体が低く船底塗料を塗るのは楽です
船台は僕が設計した組み立て式で小さな物です
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「花丸」の前に小さく写っているのが最近まで「竜王」を乗せて修理していた船台です
パイプハウスがあった場所も片付けられ今は大きな船台が残っているだけで寂しくなりました
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船底塗装が終わったら27日28日と淡路島のサントピアマリーナである
Wooden Yacht Raceに行こうかと思って居ます
ずっと木のヨット造りに携わってきたので
日本中から集まるという木のヨットを一度見ておこうと思います
レースはパン食い競争的なお遊びレースだと気が楽です
この前船底塗料を塗ったのは2011年09月16日
今年は10月19日に塗る予定なのでほぼ1年
ラダーだけは船底塗料を塗らず銅の粉をエポキシで張り付けた
実験のつもりだったがどうも大失敗みたいです
ラダー部分にはこけがへばりついて高圧洗浄機で洗ってものきませんでした
おまけにシャフトに取り付けた亜鉛のジンクがきれいに無くなっています
銅と亜鉛では電荷があまりに違いすぎてジンクを早く融かしてしまったようです
今までわさびを船底塗料に練り込むのが良いとか
色んな事を試して見ましたが普通の安物の船底塗料を
厚めに塗って毎週のように出港して船底を洗うのが
セルフポリッシングタイプの最近の船底塗料では一番良いようです
一年くらいは何の問題もなく綺麗なままでした
仕事ばかりしてあまり乗らなかった割には上出来です
朝早くに花丸をアンカレッジマリーナまで廻航しました
09:00になっても誰も来ない今日はマリーナの滅多にない連休でした
小雨が降り始めすぐに柳原へ帰りました
今朝は風が強くなっています
絶好の上架の機会を逃したのかもしれません
でも仕事が一応終わっているので安心です
のんびりゆっくりとやります
雨の後の晴れとか天気の変わり目には大風が吹くことがあります