2013年8月7日水曜日

エンジン据え付け

エンジン据え付け
ヨット屋は何でも屋なのでエンジン据え付けもこなします
エンジン本体とセールドライブのドライブ部分をエンジンを吊り下げた状態で空中組み立てです
エンジンは前側の2本足と
セールドライブ一番後ろに付いた1本足の合計3本の足で止まっています
セールドライブ部分をエンジンに組み付けてからではドライブを穴から船外に突き出すことが出来ません
そこでセールドライブ部分を組み立てるのはドライブを外に出した状態で空中組み立てとなります
船体とエンジンを固定して冷却水配管・エンジンコントロールワイヤー接続
電装関係と来た所で解らなくなりました
過去の写真をiPadで確かめ何処にどう繋がっていたか確認しながら結線します
今日は残りの部分を組み立てて床材などを入れるつもりです
取り外す時に壊れてしまった右舷前側の座席も元に戻さないといけません
コンパニオンウェー階段一番下の箱に付いている蝶番もねじ切れていたので交換します
エンジンカバー兼メインテーブルも相当なダメージがあります
これを直しながら固定するのが大仕事です

2013年8月6日火曜日

引き波


昨日は仕事の写真を撮り忘れたのでこれは一昨日日曜日の写真です
引き波とは船が走った時に船尾に出来る波のことです
大きな本船でもモーターボートでもヨットでも何でも水面上を移動すると引き波が後ろに出来ます
引き波を大きく作って走る船は走ること以外に波を作る事にも力を使っていると言う事になります
エンジンにしろ帆で走るにしろ出来るだけ走ることに力を使いたいのが船の推進力です
ところが船が走ると先ず船首に水が持ち上がり波が出来ます
その波が船側を通り最後に船尾から離れる時大きな波を作るか小さくて済むかで船の走りに大きく影響します
本船のすぐそばを走れば解りますが
船によって荷物を積んでいるか空船かにもよりますが大きな波を立てる船と殆ど波を立てないで走る船があります

外洋で大荒れになって大きな波をいくつも見た時
風の持つ もの凄い力を見せつけられます
その波の1/100の大きさでも船がエンジンで走ることで波を作るのはパワーのロスです

ましてや非力なセールの力で走るヨットでは波など作っている余裕はありません
走ることに全ての力を使いたいのです
「花丸」のセーリング状態での引き波は水線長速度というマックススピード当たりまで殆どありません
セールの力を走ることに主に使って居ると言う事になります
これが花丸の設計者 横山晃さんの言うサバニ船型の良さだと思います
最近本船も引き波が小さい船が随分多くなりました
昔の本船はどんぶらこどんぶらこと大きな引き波を残して通り過ぎたものです

2013年8月5日月曜日

帆走


朝井さんの「サンデー2」と二艇で3メートルくらいの所へアンカーリングしてアジ釣り
最近毎週のようにバウアンカーを打つので上手に手早くアンカーを下ろせるようになった
アジは10匹ほどしか釣れず不漁
それでも二人分の握り寿司は出来た
その他に釣りの餌に集まったサヨリをヤスデ突いて刺身を食べた
昨日は午後から久々に良い風が吹き
興居島の帰りファーリングゼノアを展開
5ノットから6ノットであっという間に柳原港に帰り着いた
今度は少し遠くまで走ってみようかと思っている
やっぱりヨットはセーリングがよい

2013年8月4日日曜日

セールドライブ


セールドライブの船内水溜まりに入って見えない部分の塗りが剥げていた
ボロボロと剥げてアルミの下地が見える様になって居たので補修
ワイヤーブラシで綺麗に剥げた塗りを取ってしまいました
塗りだけでなくその下のアルミ自体が電蝕を受けている

シーカフレックスのアルミ・ステンレス用プライマー シーカ210を塗る
乾いてからインタープロテクトというウォーターライン下で防水の役目を果たすエポキシを塗った
これで普通に船底塗料を塗ってからエンジンと組み立てようと思っている
プロペラ部分の防蝕亜鉛は充分に残っていたが
何故セールドライブの水溜まりの中しかも上の部分だけが電蝕を起こしたのか不明

原因追及した方が良いように思うが果たして何年この部分を見ていないのか
10年以上も経過していたのなら今度の塗りで今から軽く10年は問題無いと思われる

2013年8月3日土曜日

床下インナー補強


FRPの道具を持ち込んで床下補強の天 床板に当たる部分を平滑にしている
エンジンベットの後ろ側の補強はセールドライブがあるので特に頑丈に補強積層した

床板と当たる天の面を平滑にする必要があり二次接着の後樹脂パテで平面を作っている
最後の小さい凹凸はポリパテで取るしかない
その後床材と当たる面にはブラウンゲルコート
凹んだ面にはグレーのゲルコートを塗る
FRP仕事が終わったら船内天井まで一日かけてやったマスキングを剥がす
そしていよいよエンジン積み込みか
その前にセールドライブの電蝕で剥げたアルミ面の塗装をやり直す必要がある
エンジンを取り外した時の大量の写真を見ながら取り付け方法を確認する事にしよう

2013年8月2日金曜日

セールドライブ穴


セールドライブが船外に出てくる穴の中や修理したバラスト部分に船底塗料を塗る
ドライブ穴の外側には穴に水流が起きないようにゴムの覆いが付くので
その部分は接着をするためにゲルコートのまま残してある
太陽光が入らないので穴の中で牡蠣やフジツボが大きく育つというのは考えにくいが
後では手が届きにくい所なので一応船底塗料を塗っておくことにした
バラスト底の傷については前後は修理したが
船体を船台の当たる所だけで支えるのは問題なので
バラストの底真ん中当たりに当て木をしてバラストの重さを分散させて持たせてある
今の当て木部分は一度船を持ち上げて前後に当て木を当て直してから補修する必要がある
マリーナのクレーンが空いた時に船を移動して吊り上げてもらおう
船外作業はエンジンを取り付けてセールドライブ穴から出てきたドライブにゴムの覆いをし
後はフォールディングプロペラを取りつけたら終了と言うことになる
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2013年8月1日木曜日

エンジンベット前後


写真上がエンジンベット周り
下はセールドライブの穴に続く後ろの補強床材受け
一気に積層厚味を上げると樹脂が熱を持って強度が落ちるので
毎日少しずつあちらこちらと増し積層をしてだんだん全体的に厚味を上げた
積層しては硬化時に揮発するスチレンモノマーという重い気体を飛ばすために扇風機をかけて帰る
スチレンが溜まっているとずっと樹脂が硬化しないので凹んだ面の積層は気を使う
大きな積層は昨日で一応目処が立った
後は補強の縦横繋ぎ面の面出しとトップコート塗り
そろそろエンジン屋さんと打ち合わせてエンジンを据える準備もしないといけない
エンジンを取りつけることが出来たら船台上で一度試運転をしてみる必要がある
右舷バース前方の取り除いたチーク合板の箱を元に戻すことや
エンジンカバー兼メインキャビンのテーブルもかなり傷んでいるので木工もある
臭くて体力を使う荒っぽい仕事は大体終わったが
今から繊細な仕上げの仕事が残っている
一つ一つ問題を解決していくしか無い

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