気象庁に勤めている岩田さんが毎年僕に買ってくれる
気象庁発行の有料カレンダーです
その年その月の気象の説明が毎月非常に丁寧に書いてあります
ヨットと気象は大変重要な関係です
暖かくて程よい風が事前にわかればヨットにとってそれに勝る技はありません
シーマンシップとは
海の上で安全に過ごすための技の集大成です
「スポーツマンシップに則り」と言うような精神面は全く無意味です
完全なその時その場の気象を知ることが出来る技があれば
ヨットにとっては全てのヨットを操るための技の第一番に置きたい技だと思います
額に入れてトイレにでもかけておいてと毎年頂くカレンダーです
本当に毎朝 毎夕トイレで見ます
2003年分から頂いてずっと保存しています
写真があまりに綺麗なのでその年が終わっても捨てられません
「ラブバードテルアキ」さんとは僕が横浜に住んでいた時からの知り合いです
ラブバード(木彫りの鳥を絵付けした手作りブローチ)の販売代理店もさせてもらっています
「花丸」シェークダウンでで北海道へ行った時の記事も彼のホームページに載せてもらいました
輝顕さんは現在十勝に住んでいます僕より10歳ほど年上です
「ラブバード」を造りだし他に誰も真似できない世界で1つだけの物をというのは
ヨットの世界では まして日本に居たのでは出来ないことです
「花丸」船尾両舷にパルピットにとまった鳥から爆弾が落ちています
ミズンブームの付け根にも酷い糞害です
新しくしたコクピットオーニングとミズンセールカバーが触れないくらい汚くなりました
対策として切ってしまわないとセールを上げることが出来ないほど釣り糸を張り巡らせました
そうしておいて寒い中 鳥の糞を海水で1時間もかけて洗い落としました
これ以上糞害が続けば船に泊まっておいて夜そっと近づき鳥をたたき落とすつもりです
昼間は何時行っても鳥は止まっていないのですから夜寝に来ているのでしょう
どうして「花丸」だけが鳥に好かれるのか不明です
他の船は「花丸」ほどの糞害は見られません
「KAZAHAYA」の前後左右のクリートは折りたたみ式でした
おしゃれでもありますが
不要な時に折りたたんでおくとロープを引っかけないという利点もあります
デイセーラーというのは瀬戸内のような波の立たない海で
一日風に乗ってセーリングを楽しむためのセーラーで
何処かへ舫って上陸するような船ではないので
これがよいのでしょう
どんな走りの船なのか来年のお楽しみです
「KAZAHAYA」にバラスト取りつけを手伝いました
下の端に鉛のバルブを付けたバラストで
バラスト長さだけで1800と非常に深いバラストです
吃水からの深さは2メートルを超えます
何所の漁港へでも入っていくというわけには行きません
ラダーも取りつけました
全体から見ると小さいと感じます
スピードがある時は良いでしょうがデッドスローの時は効きにくいと思いました
船首も船艦「三笠」のように後ろに向かって傾斜しています
ヨットの概念を打ち破るような斬新な設計です
コンテナに収まるほど幅が狭いので追っ手の風では速いでしょう
登りの風も長いバラストで重心を下げることで腰が強くて速いかも知れません
来年早々マストが立って走るのが楽しみです
先日シーボニアマリーナで見た船台2台です
重いバラストの位置を出来るだけ下げようとして涙ぐましい努力をしています
船台内側の補強を切ってバラスト位置を下げその事により弱くなった部分をさらに補強しています
下の写真は補強を切れば船台が弱くなるので切らないで下げようと別のバラスト受けを抱かせています
船体の位置を少しでも下げたいので色々工夫します
僕ならどうやってバラストを下げて固定する船台を作るかなあ
「KAZAHAYA」のバラスト取りつけ準備
今日25日いよいよバラストを取りつけることになりました
船体を上下架用のクレーンで吊り上げておいて
バラストをフォークリフトで船台の中に入れ角材で倒れないように固定します
その後船台を船体の下に押し込んでその上に船体を降ろします
隙間にシーカフレックスを入れて締め付ければバラスト取り付けは完了です
口で言うのは易しいがその前の下準備が大変です
「Off
Shore」の田内さんが丁寧に準備を進めていました
今日は僕も取り付けをお手伝いします