2012年4月11日水曜日

ケヤキ船首材埋め木


船首ステム材のケヤキに通したボルトの部分が黒くなっていたので
取り除いてボルトの部分を凹ませて新しいケヤキで埋め木

これを削り出せば強度も色も揃う

もう1箇所あった黒く変色した部分も埋め木をする

どちらも金属に触れていた木の部分で
最近言われ出した金属と木が直接触れるような工法は良くないというのが解る

木ネジやボルトナットなど金属を木に残す時は
木と金属をコーティングで離しておく必要がある

でないと木と金属の温度差で金属が木の中の水分を集めては自分の周りの木に集め
金属の周りの木にバクテリアが発生し木を腐らせる

ボルトや木ネジのようにピンポイントで木と木を接合するより
接着材の面で接合する方が剥がれなければ強いに決まっている
おまけに金属と木の接合部分の腐れも無い
接着工法は理想の工法だが
「竜王」が生まれた45年も前にはエポキシで木を接着しようという技術は日本には無かった


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