徳島のモーターボート船尾コーミングチーク張り替えの仕事は
吹きさらしで寒い中大分進みましたが写真を撮るのを忘れました
気になる工房の「瀬戸壱丸」の写真を見て考えます
野中さんが磨いているマストの塗りが終わったら
船体を工房の中央に寄せます
スタンションやパルピットや換気用のベンチレーターカバーが
天井ぎりぎりなので船を中央に持ってきたら船台のキャスターを取り外します
デッキの磨きや塗りの工事をするには二階床との距離が少なく
今のままだと仕事をする体勢が悪くなりそうです
今まで進水して16年よく塗りが保ったものです
今から10年は保つような塗りをと依頼されましたが
僕の花丸もデッキは6年目くらいに塗り替えています
果たして10年保つ塗りとはどうすればよいのでしょう
まめに手入れをする人なのですがデッキは僕の花丸より酷い状態で
あちこちに合板が直接見えている部分があります
オランダ製のブランゼル合板だからまだ強度を保っていますが
日本の耐水合板で作っていたらとっくに腐っていると思います
チークでニス塗りの部分はオーナーが自分でやると言います
花丸のように何もかも白く塗って紫外線を遮るのが手をかけないで一番長持ちさせる方法です
価値観の問題ですがチークニス塗りを毎年のように繰り返さないといけないと言うのが
そこに価値を見いださない僕にとっては苦痛以外の何物でもありません
お金をかけるか労力をかけるかチーク材のニス塗りをキープするのは大変な事です
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