「花丸」には2.1メートルのバウスプリットが付いている
上架前は下方のボブステーをブロックで調整して
根本のボルトを1本抜いただけでバウスプリットを折りたためるようにしていた
今回はボブステーは固定にした
どうしてもバウスプリットを折り曲げる必要があればシャックルを外しやれないことはないだろう
左右のサイドステーも張って完全にバウスプリットを固定
バウスプリットはその先端から大きなジェノアセールを張る為のものだが
「花丸」では別の使い方もする
スターンアンカーで岸壁に槍付けする時
船尾からアンカーを打ちゆっくりと岸壁に近づいてバウスプリットの先端に付いている黒い厚味のあるゴム部分を岸壁に当てたまま
エンジン微速前進を入れバウスプリットを伝わって上陸し船首舫綱を陸に固定して再び船に戻り
エンジンクラッチを中立にして船尾アンカーラインにモニターアンカーをセットし船を岸壁から引き離す
バウスプリットがあるから船首を傷つけない一人での槍付けも随分やりやすい
そんなときはインナーフォアステーとフォア−ステーの間 頭の高さにボートフックを結びつけハンドレールを作る
昔帆船のバウスプリットは後家作り(Widow maker)と呼ばれたそうだ
バウスプリットから落水する水夫が多かったのかなあ
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