2015年7月31日金曜日

部品取り付け


吹き付けが終わり元々の色と新しく吹き付けた色の境をぼかすために水研ぎ
耐水ペーパーの番手を上げてコンパウンドを擦り込みポリッシャーで研く
出来上がったら部品取りつけにかかる
ウインチやクリートなどを取りつける
メンテナンスヤードは北と西を壁で仕切られており風が無くて非常に暑い
風のある屋外よりも暑いかも知れない
熱中症に気をつけながらしょっちゅう休んで冷たいお茶を補給する
今日はトーレール取りつけにかかれたら良いなと思う
トーレールを途中で繋ぐとおかしいので中央にスプリングロープを出す為の金具を取りつける事になった
さあいよいよ船体左側全体を研いて船体補修部分の?ぎ目を目立たなくしよう

2015年7月30日木曜日

ウレタン吹きつけ


切って研いて繋いで張って傷を負ったヨットの大修理
全く元のままとは行かないが最後のウレタン吹きつけです
周りに民家もあり車も止まっております
メンテナンスヤードには他の船も入って居ます
ところが吹きつけをしないと今回の仕事は仕上がらないのです
アンカレッジ・マリーナでは吹きつけをしてはいけないことになっています
それを承知で自分の車を吹き付け現場の直ぐ横に置き吹きつけをしました
吹きつけの周りを塗装ネットでカバー
そして送風機の大きなダクトを反対に繋いで集塵機にしました
集塵機の吹き出し口には二重にネットを張り

吹きつけガンの塗料を絞り
吹きつけをする端から吹きつけミストを吸わせました
こうすれば吹きつけミストを飛ばさないで小さい面積の塗装をすることが出来ます
現場の直ぐ横に止めた僕の車のフロントガラスも綺麗なままでした

2015年7月29日水曜日

池川ヨット工房


海側から南に向かって池川ヨット工房の建物を写した今朝の写真です
写真左の通路は工房東側で裏の道に抜けています
近くに住む真澄人君と真君の駐車場となっています
真君は大阪から帰ってきて僕を手伝っています
いつまでやるかは不明です
僕が航海に出たら何か職を探さないといけません
今年は小豆島の出張仕事から今度の修理で半年以上が過ぎました
毎日仕事ばかりでなく遊びもやりたいのですがなかなか思うようには行きません
昨日はあまりに暑くて写真を撮るのを忘れていたので今朝は工房をぐるっと一周して写真を写しました
海には散歩の人が何人も歩いていました
敷物を引いて砂の上に座って海を見ている人も居ました

2015年7月28日火曜日

緑と格闘


昨日は朝から夕方近くまで雨が降った
雨の中カッパを着て草刈
町中にある叔母の家の庭草を一年6回刈り払い機で僕と真君が刈り取る

草刈というのはかろうじて膝までの草丈なら借りっぱなしでその場に放置出来るが
それ以上長くなると刈った草を別の所へ運搬しないと刈り払い機の刃に草が絡みついて動かない
それで一年に6回も草を刈ることにしたのです
草が伸びる今の時期は2ヶ月放置するともう苦しい運搬をしないといけなくなるので
出来るだけ早い間隔で次の草刈をする
丁度ヨット修理の仕事が進みにくい雨の日に草刈をした

カッパを着たのでズボンもシャツも汗でビショ濡れ
昼から着替えたがそれもビショ濡れのまま帰りの車に乗り込んだ
草刈って格闘技ですね

2015年7月27日月曜日

またもや事故


毎年のように修理を頼まれている「ながと」が事故にあったと言う連絡があり
今治の来島海峡下にある「しまなみマリン」と言う所まで修理見積もりに行った
今修理しているBENETEAUより傷は浅いが
今度は右舷船尾に当てられトランサムフランジと船尾パルピットがダメージを受けている
今治まで通って修理はできないのでアンカレッジ・マリーナまで廻航して修理することにする

トランサムフランジの欠けた部分修復と船尾オーナーズベンチ付きパルピット新替
今回の事故修理以外に船底塗料も塗って欲しいと依頼された
オーナーは現在病気入院中で退院したら船の鍵を受け取りに行く事になった

2015年7月26日日曜日

バウスプリット取り付け


「花丸」の腐っていたバウスプリット根本部分を新替
今度はボルトから雨水が入らないようにする
大ワッシャーを入れてもスプルース材は柔らかいので
ボルトを思い切り締めるとワッシャーごと木の表面を凹ませる恐れがある
ワッシャーを止めて2ミリ厚味のステンレスバッキングプレートを木材の上に置き
4本のボルト全体で締めることにした
こうなるといくら締め付けても人力では木の表面にダメージを与えることは出来ない
おそらくこの部分が雨水で腐ると言うことは無いと思う
両側面にチークの擦れ止め材をシーカフレックスで接着してバウスプリット補修は終了した
後はボルトを締め付けるために引っ張り出していた折りたたみ自転車2台と
アンカーロープやチェーンをフォクスルに戻せば完成です
台風12号の影響がなければ今日は試走したいと思っています

2015年7月25日土曜日

山を挟んで糸で引く


昨日の写真ではどうやって傾斜部分にノンスリップパターンのFRPを押しつけたのか解らないと言うので
今日は全容をそのつもりで写した写真をお見せします
コクピットコーミングの山を挟んで魚型文鎮を糸でコクピット座席に固定した木の棒に打った木ネジに留めました
これで傾斜があっても落ちないで魚型文鎮を重りとして使う事が出来ます
魚型文鎮は鉛なのでこれだけの量だと一度には持ち上げられないくらい重いです
ノンスリップパターンをしっかり接着出来るまで固定しておいてくれます
昨日は東温市の野中さんが自作した「瀬戸壱丸」の船底エポキシパテ補修を頼まれました
ウォーターライン下でも使えるウォータータイトパテで木部の凹みを埋めました
今月中には自分で船底塗料を塗り下架するそうです
「瀬戸壱丸」は色々な部分に面白い工夫のある実に楽しい船です

2015年7月24日金曜日

難題解決


コクピットコーミングの斜め傾斜部分にノンスリップパターンを貼り付けています
どうやって抑えつけようかと散々考えた末
魚型文鎮の先にたこ糸を付けその糸を反対側コクピットベンチに固定した木の棒まで引っ張り
木の棒に打ち込んだ木ビスに留めると言う方法になりました
面積があまりに広く1枚では収まらないので3分割で貼りつけます
ノンスリップの出っ張り模様を左右・上下合わせるのに苦労しました
貼りつけるノンスリップパターンが下に垂れてくるのは木ビスで留めました
硬化後左5個・右4個の魚型文鎮を取り外したところです
上手く行ったようです

2015年7月23日木曜日

ノンスリップパターン接着


BENETEAUノンスリップパターンを張りました
色の白いゲルコートの部分がそれです
ビニエステル樹脂のパテを作り造船設計用の魚型文鎮で上から押さえました
コクピットコーミング天の部分はほぼ水平なので問題無いのですが
デッキ面は6000Rくらいのなだらかな傾斜が付いています
魚型文鎮で押さえておいてずり下がらないように木ネジ2本で動き止めです
さて次はコクピットコーミング船外側の斜め面です
この面はやっかいです斜めなので文鎮を重りに使う事が出来ません
天井が高く棒で押さえ込むのも無理です
無理難題解決人の僕は朝夕どうやってノンスリップのFRP板を押さえ込むか考えています

2015年7月22日水曜日

「花丸」バウスプリット-2


「花丸」バウスプリットの腐っている部分をノミで削り取りました
明らかにボルト部分から雨水を引き込んでボルトの周りが腐っていました
まだ塊で腐っていない部分も有りましたが作り直して正解でしょう
新しくマホガニー材で作ったバウスプリット根本の木を元の位置にエポキシ接着するつもりです
雨が多いので天気の良い日を選んで仕事をします
今なら船底塗料も塗りかえ船底も綺麗だし
セールも新しくしたので良い帆走が出来るだろうに
バウスプリットの腐りを発見したのでそのままには出来ずこれを直し終わるまでセーリングはお預けです
BENETEAUの修理の方も進んでいるのですが写真を撮り忘れます
明日はデッキノンスリップパターン張り込みの写真をお見せします

2015年7月21日火曜日

「花丸」バウスプリット


「花丸」のバウスプリットは根元部分で折りたためるようになっています
港に入れた時他の船よりあまりにも後ろに下がり出入りする漁船に迷惑だと思ったからです
ところが2メートルくらい前に出しても出さなくてもあまり変わらないと感じ
最初折りたたんだだけで以降バウスプリットを折りたたんだことは有りませんでした
今回進水11年目でバウスプリットの折りたたみ部分から後ろが腐り
腐った部分を新しく作った物と取り替える事にしました

昨日花丸に行き2時間ほどでバウスプリットを折りたたみ
折りたたみ部のボルトを抜いてバウスプリットをデッキに引き込みました
それから折りたたみ部分の金具を工房に持ち帰り
新しいバウスプリット根元となるマホガニー材が金物に入る様に加工した後
低粘度エポキシでガラスクロスを1層積層した
後はデッキにエポキシ接着で取りつけてある腐った部分を取り除き
折りたたみ金具を先端に取りつけたバウスプリットの根本をデッキに接着&ボルト止めすれば完成です
今度は腐らないように気をつけて点検する事にします

2015年7月20日月曜日

5連休


台風11号もあり今日20日まで5連休になりました
このところ毎朝のように海面には朝霧がかかります
海を見に行ってしばらくし
遊歩道から松並木を超えたら早くも霧は晴れ始めていました
工房の後ろに有る家もハッキリ見えています
海を見に出た時には家は見えていなかった
海の天気は変わりやすい物です
あっという間に霧に巻かれたり
さっきのようにあっという間に霧が晴れたり
これが船の上だったら一喜一憂も良い所でしょう
昨日は一日珍しく家でゴロゴロしていたので
今日は花丸に行きます

2015年7月19日日曜日

台風一過


台風11号が過ぎ去った後の工房前砂浜西側を見たところです
台風の風で砂浜に打ち上げられたゴミは綺麗に片付けられています
朝の体操や犬の散歩に毎日同じ顔ぶれの人が来ます
僕は目の前数歩歩けば砂浜なのでなかなか砂浜へ出ようとはしません
昨日は折りたたみイスを持ち出し
遊歩道に植えられた松の木の陰で半日本を読んで過ごしました
若い親子連れが何組も来て砂浜で子供を遊ばせていました
見ていて飽きない光景でした

2015年7月18日土曜日

台風増し舫解除


11号台風で16日夕方柳原帆走倶楽部全員で増し舫をしていました
今朝は風も収まったので増し舫の解除に行きました
明るくなって直ぐ05:00少し過ぎていましたが
既に増し舫を解除している船もありました
初めのうちは大分県当たりに上陸すると言う予報がだんだん東により
いよいよ四国に近づいた時には桂浜だという事でした
松山は台風の進行方向から中心に向かって右側になりましたので
ほとんど被害はなかったようです
台風の進行方向右側を非可航半径左側を可航半径と言います
外洋でヨットが万が一台風に出会ったら出来るだけ進行方向の左側に入る様に台風を避けます
今度の松山地方は安全圏の方に有りました
どの船も無傷でゆったりと浮かんでいました

2015年7月17日金曜日

修復できない部品


曲がってしまったトーレールやスタンション
アルミ鋳物で割れてしまったスタンションポスト
衝突の衝撃でバラバラになったウインチ等
修復できない部品はBENETEAUの日本代理店ファーストマリン(株)で揃えてもらう

それでもそろわないラダーやパルピットはこちらで作る事になった

2015年7月16日木曜日

右舷オーナーズベンチ


右舷オーナーズベンチの取り付けまで終わった
台風11号が接近しているので台風対策を優先させる
もう一日台風が来るのが遅ければデッキのノンスリップパターンを張る事が出来たが
慌てても良い仕事は出来ない
メンテナンスヤードは二面しか壁が無くほとんど吹き抜け状態なので
船に上げていた道具類を一応全て持ち帰る
earth wind mapによると
11号も怖いが早くも12号が追っかけて来ているようです

2015年7月15日水曜日

デッキ補修部分


左舷コクピットコーミングから船体にかけて重大な損傷を受けていた
写真中央ちょっと右下にあるのはウインチを取りつける台座部分です
衝突の衝撃でガラスと樹脂が剥離し白くなった部分はサンディングで取り除き
その後に二次接着積層(もちろん樹脂はビニエステル樹脂を使った)
ハニカムを挟んで有った部分にはクレゲセルを挟んでサンドイッチ構造にする
その後パテを付けてサンディングする事を繰り返しほぼ平滑な面が出た
いよいよ一番難しいノンスリップパターンをこの上に張る事にする
台風11号が近づいているのが気になる
松山は17日の09:00くらいが最接近の模様
初め九州上陸の予報がだんだん東により紀伊水道当たりがどうも本命らしい

2015年7月14日火曜日

ラダー取りつけ


昨日やっとラダーが仕上がり取りつけた
形は元通りだがシャフトがステンレスになった分重くなった
ラダー取りつけついでに右舷船尾パルピットと右舷側のスタンションも取りつける
高い所の作業なのでパルピットやスタンションやライフラインを取り外しているのは不安だ
出来るだけ早く取りつけようと思いながらなかなか取りつける事が出来なかった

台風11号が嫌なコースを北上している

気象庁と米軍の台風情報は多少違うがいずれにしても今回は危なくなりそう
15日夕方「花丸」が所属する柳原ヨットクラブも集合がかかりみんなで増し舫をする事になった

2015年7月13日月曜日

バウスプリット


「花丸」には2.1メートルのバウスプリットが付いている
あまりに長いので船首部分で折りたためるようにした
折りたたみ金具の船体側でバウスプリットを船体に固定していた木の部分
スプルースという木材でできた部分に雨水が入り腐った
木材は水を含むと栄養豊富でバクテリアの温床となる
金具に接して居る部分は特に水が入りやすい
取りつけボルトの周りなども水が溜まりやすくボルトはどれもグラグラだった
やっと接着で保っているという感じ
修理は先ず金具から先のバウスプリットを取り外して
新しく作った船体取りつけ部分を船体に取りつけるところから始めないといけないが
マストを前に支えるフォアーステーを二本とも取り外す事になるので
マストが倒れないように支える事から始めないといけない
今度の台風11号が行きすぎたら仕事を開始する

2015年7月12日日曜日

バウスプリットが腐っていた


「花丸」のバウスプリットが腐っていた
スプルース材を積層して作り腐らないように防腐剤入りの低粘度エポキシを染みこませ
その上からエポキシでガラスクロスを積層し
紫外線避けのウレタンで仕上げてあった

進水して11年考えられる事は全てやったので安心しきっていたが
金具と接する部分が何だか変だと思い指で押すとブヨブヨしていた
ノミとマイナスドライバーで腐っている部分を取り除いていくと
前から3本目までの止めボルトはみんなぐらぐらになった
ボルトの周りが腐っている
船首金具に木部が接して居る部分も腐っている
ボルトを入れる時も先に開けた穴に低粘度エポキシを浸透させてから入れたはずなのに
木と金属を切り離すという基本が上手く行っていなかったようだ
マストを支えるフォアーステーという船首のワイヤーを取りつける部分なので
このままには出来ない
スプルース材の手持ちがないのでマホガニーで作り替える事にし
早速昨日マホガニー材を製材して布団乾燥機で強制乾燥させ積層接着した

2015年7月11日土曜日

舵(ラダー)左舷面


壊れて無かったラダーの右舷面は仕上がりました

次は写真の左舷面です
残った左舷面を型にして作りシャフトを挟んで右舷を作ったのですが
補強のための積層やパテや発泡体を挟んだりしたので表面が荒れています
ある程度大まかにエポキシ防水パテを凹んだ面に入れて凹凸を修正
そのままインタープロテクトを塗りました
今からボードサンディングをしながら防水性を上げ同時に綺麗な面も作ります
とりあえず週末は「花丸」に行きます
出航するかどうかは未定です
朝から霧のため霧笛の音が聞こえています

2015年7月10日金曜日

舵(ラダー)片面完成


後から作った舵板の右舷側が仕上がった
インタープロテクトというエポキシ塗料を塗り硬化した後研ぎ出すと言う事を3回繰り返す
これで防水性が保たれる
今日から左舷側にかかる
土砂降りの雨や風邪を引いての体調不良で今週はあまり仕事が進まなかった
今も咽の調子が悪い
8月初めくらいまでには何とか仕上げたいものだが
まだまだ頭に描けない仕事が沢山有る
ひとつずつこなして行くと必ず終わりは見えてくる

2015年7月9日木曜日

バウパルピット


バウパルピット(船首落水防止柵)と
スターンパルピット(船尾落水防止柵)左舷側が出来上がった
一度仮合わせに来てくれたので間違いなく止めボルトは前の穴に入る
図面も無く前の壊れた物からこうしてああして
ここは衝突で曲がったもので元は真っ直ぐだった等と口で伝えたきりだったので
不安だったが何とかしてくれた
バウパルピットには両色灯が付くのでそれの電線を通すための穴を開け
金属の導き線まで入れておいてもらった
そろそろ今度の修理仕事も山場でしょう

後は仕上げと部品取りつけです

2015年7月8日水曜日

ディンギー自作


今では珍しくなったディンギー自作者から金具を頼まれた
スパロー2 と言う横山晃さんが設計された13フィートのディンギーです
それ以外にメインセールとジブセールと
市販のヨットパーツを調達して送った
金具だけは何所でも簡単に出来るというものではない
普通の自作者はどうしているんだろう
30年ほど前自作熱が高まった頃には自作者相互の連絡があり
お互いに助け合って金具なども調達していたが

今ではヨットを自作しようなどと言う人は少なくなり
ほとんどの人は単独で頑張っているようだ
木材部分の船体やセンターボードやラダーやマストまでは作る事が出来るが
ヨット部品の調達や市販されていない金具等はどうやって入手するか
ここはひとつ昔のアマチュアヨットビルダーだった頃を思い出して
お客さんのニーズに応える事にしよう

2015年7月7日火曜日

デッキノンスリップ


デッキからノンスリップの凸凹を型用のゲルコートを使って写し取り
その型から3枚のノンスリップを作った
それぞれ白色ゲルコートとガラスマット一層のみの薄い物です
これをデッキの面出しした面に貼りつける予定です
泡を入れないようにずれないように結構難しい仕事です
今度の補修仕事の中で一番難しい部分でしょう
船体の面出しはほとんど仕上がりました
後は吹きつけです
どうすれば周りの物に吹きつけミストが飛ばないか考え中

2015年7月6日月曜日

舵板


フェアーリングが終わった右舷舵板にインタープロテクト1回目を塗る
インタープロテクトは水線下で使える防水エポキシで
何度も塗重ねては研いて防水性を出します
オズモシス修理の最終仕上げにも使われるエポキシです
粘度が高く縦にして塗ったのでは垂れてくるので横にして塗り片面ずつ仕上げます
左舷側はゲルコートなので2回塗りにしますが右舷は3回塗ります
塗が終わって磨きが出来れば部品としてのラダーは出来上がります

2015年7月5日日曜日

トランサム(船尾)


左舷トランサムの角に穴が開いていたのを補修
白化した部分をサンディングで落とし
ビニエステル樹脂で二次接着積層
その後樹脂パテで平滑面を作ります
船体とデッキを貼り合わせている部分なので凹んだ角があり研ぎ出しは難しい
三次曲面をボードサンディングで出す
船体側は丁度足場が悪くて力が入らない
この部分を研く時は脚立を移動させて上向きでサンディングした
船体の方はほぼ目処が立ったが
インナーモールドのひび割れはまだ何もしていない
あちこちの角の部分が合計2メートルくらいやられているが
とてもじゃないが凹んだ三次曲面を上向きで研ぎ出す事は出来ない
さてどうやって仕上げようかと思案中です

2015年7月4日土曜日

デッキのノンスリップパターン


なんどもパテをつけては研ぎ出す事の繰り返しで綺麗な面を作って行きます
研ぎ出しは最初エアーツールのダブルアクションでやっていましたが
だんだん綺麗な面が出て来たのでストレートサンダーというエアーサンダーを使っています
パテを盛った後必ずチョークで碁盤の目を引いて
その後サンディングです
高い部分の碁盤の目が擦り落とされどの部分が高いかを知らせてくれます
高い所は擦り落とし低いところには再びパテ盛りをします
そんな地道な仕事の繰り返しで全体を平滑にします
全くの平面ではなく三次曲面なので最後は手で擦り落とします
平たくてしなる板にノリ付きのロールペーパーを貼り付け
しならせながら曲面に合わせて斜めに擦ります
曲面のモールドを作る時のような時間がかかる面倒な仕事なのです
それ以上に面倒なのがデッキのノンスリップパターン部分です
他の傷んでいない面より1.5ミリ低い面出しをしておいて
モールドから写し取ったノンスリップパターンを樹脂パテで貼りつけます

2015年7月3日金曜日

船体面出し


船体の裂けた部分サンディングしておいて二次接着積層
積層の後周りとの段を無くす面出しです
最初の内は集塵させながら粗く高い部分をサンダーで落とします
凹んだ部分には樹脂パテを盛りつけ
ブルーのチョークで碁盤の目を描いておいてボードサンディング
高い部分だけ削れるのでなお高い部分はダブルアクションのエアーツールで落とします
何度も何度も低いところをパテ盛りしてはサンディングという面出し作業の繰り返しです
ほぼ綺麗な面が出て来ました
後の仕上げはポリパテと手の感覚です
表面をなでるとまだ微妙な凹凸が感じられます
もう少しうっすらとポリパテを盛ってはボードサンディングを繰り返します
綺麗な面が出たら調色で色合わせしたウレタン塗料を吹き付けて仕上げます

2015年7月2日木曜日

風呂に行く


昨日は雨で父と「桜の湯」へ行きました
風呂で2人の父の知り合いに会い父は結構長く話しをしていました
平日の昼間から温泉に入っている人はリタイヤした老人ばかりかと思いましたが
若い人もちらほら居ます
帰ってから不要な物を捨てたり片付けをしたり仕事の段取りと家事です
やりたい事やしなければいけない事ずっと仕事ばかりで放ったらかしだったので
結構時間がかかりました
もちろん昼から雨が上がったので「花丸」にも行きましたが何もしないで帰りました
潮が最引きで船尾のアンカーモニターがもう一個必要な事が解りました
写真は船体補修の後塗をする為に調色してもらったウレタン白色です
白色の色合わせは結構難しいと思いますのでプロに任せました
今日は曇りで仕事日和です。

2015年7月1日水曜日

工房で仕事


工房内でFRPの仕事をしています
手前の出張用作業テーブルの上に新聞紙をひきマスキングシートを被せて
デッキノンスリップパターンから型取りしたメス型を使い
実際にデッキに貼りつけるノンスリップパターンを作っています
ゲルコートを塗り硬化したのでこれからガラスマットを一掃します
写真奥の作業テーブルではラダーを制作中です
発泡体やパテを挟み込んで今やっと表皮になる部分の積層が終わりました
これから綺麗に面を出したらゲルコートを塗ります
沢山粉が出るので工業用集塵機も使いますが
吸いきれなかった粉を引き抜きブースでさらに強力に吸い取ります

フォロワー

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
ヨット屋です ヨットを造ったり乗ったりします http://www2.odn.ne.jp/~ikegawa-yacht/