宮城県宮城郡七ヶ浜と言うところへ28日朝から出張
「竜王」(古いヨット乗りなら名前を知らない人は居ない)という木造艇を見に行く
今度の震災とその後起こった大津波できれいに整備していた竜王は大被害を被った
それでも浮いていたので直して欲しいと言う依頼があった
それでも浮いていたので直して欲しいと言う依頼があった
「天城」レストアの仕事をやり終えた後で少し遊ぼうと思った矢先だった
木造艇は脊椎動物にたとえられる
脊椎に当たるキールが腐ったら直しようがない
あばら骨に当たるフレーム等なら入れ替えたり補強したりして直すことが出来る
皮膚に当たる外板なら簡単に張り替えれば良いだけだ
木造艇は脊椎動物にたとえられる
脊椎に当たるキールが腐ったら直しようがない
あばら骨に当たるフレーム等なら入れ替えたり補強したりして直すことが出来る
皮膚に当たる外板なら簡単に張り替えれば良いだけだ
キールが腐っている可能性のある写真を見せていただいていたので
修理をすることになるかあきらめて解体するかは五分五分だなと思って慎重に調べた
修理をすることになるかあきらめて解体するかは五分五分だなと思って慎重に調べた
何と45年前の竜王のキールは完全に生きていた
腐っていたのは下から2枚ほどの外板だった
腐っていたのは下から2枚ほどの外板だった
それにしても陸の船台に乗っていた竜王が
津波で流されながらも港の中に浮かんでいたというのは奇跡に近いことだろう
浮かんでいた船でも流されたり沈んだりして生き残ったのは半分以下だそうだ
船体にも船底にも無数の傷があり水線から上には3箇所ほど船内に達する傷がある
津波で流されながらも港の中に浮かんでいたというのは奇跡に近いことだろう
浮かんでいた船でも流されたり沈んだりして生き残ったのは半分以下だそうだ
船体にも船底にも無数の傷があり水線から上には3箇所ほど船内に達する傷がある
ラダーも写真の様に折れ曲がっている
本当に僕の技術で直すことが出来るのかなあと心配になるが
オーナーのあまりの熱意に動かされ引き受けることにした
日本ヨット史に残る名艇だという事もありやるとなると身が引き締まる思いだ本当に僕の技術で直すことが出来るのかなあと心配になるが
オーナーのあまりの熱意に動かされ引き受けることにした
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