2011年9月30日金曜日

瀬戸内放浪の旅


9月28日北木島を10:30出航して引き潮に乗り
明るい内に大崎下島の海の駅に停泊する
とびしま館で風呂と夕食
29日は朝早く起きて御手洗まで歩いて行き町を散策
若い時に何度も来たところで思い出すことも多い町だ
呉からずっと島伝いに橋が架かり観光客も多くなって居る
10:30出航 向かい風より少し追っ手でウインドベーンのテスト
直ぐに風が弱まり本当のテストにはならなかった
昨日は帰り着いて片付けや遊んでいる間の事務に追われ
あっという間に時間が過ぎた
明日10月1日には小笠原父島から父島ヨットクラブの会長をしている管野さんと
熊本の古い知り合い田山さんが来ることになって居る
田山さんは若くしてヨットを自作した人でやっとリタイヤし航海に出ようとしている

2011年9月28日水曜日

瀬戸内放浪の旅


昨日は北木島で一日のんびりした
フェントンさんの仕事ぶりを見せてもらい少しだけ手伝って
夕食に呼ばれ沢山のビールとワインを頂いた
彼は目の前の小さな港の桟橋に船を舫い
道を隔てた工場の二階に住んでいた
夏は暑くて冬は寒いそうだ
下の工場には彼のディンギーを持ち込みセーリング設備を付ける準備をしていた
それとは別にクリンカー張りのディンギーを作ることも計画していた
それが終わったら日本を離れるつもりらしい
もう一度松山へも必ず行くと言っていた

2011年9月22日木曜日

ウインドベーン水中翼


少し前に合板で作ったウインドパイロットの水中翼
アルミニュームで出来ていたので電蝕を恐れ木で作ることにした
6ミリ耐水合板を3枚重ねてエポキシで接着し
頭の部分を残して翼形断面に削る
この後ガラスクロスを2層低粘度エポキシで積層するつもりです
昨日は余りに湿度が高かったのでやめました
今日から花丸で瀬戸内海を放浪するので昨日はその準備も進める
AMAGIは台風が行き過ぎた今日から三重県に向かうそうです
無事に志摩ヨットハーバーに帰港出来る事を願っています

2011年9月18日日曜日

AMAGI廻航




今朝08:30から20日までかけてAMAGIを和歌山まで廻航します
昨日は一日雨でしたがびしょ濡れになりながらタンクに初めて真水を積み込み
オーナーも到着して荷物も積み込みいよいよ出航準備完了です
天城をアンカレッジマリーナへ運んでから2年の歳月が流れました
和歌山廻航で引き渡しが終了です
明日から3日ほどホームページの更新は出来ないと思って下さい
Macは持っていきますがネットに繋がる環境になるかどうかは不明です
松山に帰り着いたら花丸で瀬戸内を放浪します

2011年9月17日土曜日

ジブファーラー




花丸の為に友人にもらったジブファーラー上下
上下ともベアリングが入っていて大変スムーズな回転をする
とりあえず不足していた3本のピンを作った
6ミリのネジを切っていない長ボルトの頭の部分を切って作る
ピンが抜けないように先に2ミリの穴を開けてリングピンを入れる
なかなか難しい加工だった
巻き取りドラムが小さいので太いロープは使えないので
風を抜いて細いロープでも巻き取れる状態で使わないといけない
さて使えるかどうかやってみることにします

2011年9月16日金曜日

いよいよ今日花丸を海に戻す




今回は6年ぶりの船倹本検査もあり時間がかかった
昨日の夕方今回の上架でやったことを船の日記に書き込んだら
あっという間に30分くらい時間が過ぎていた
まだまだやりたいこともあるが浮かべた状態でやれることは後回し
コクピットチークデッキの掃除とメンテは港に入ったら直ぐにやろうと思っている
船底塗料も綺麗になったので少しは早く滑るようになるだろう
出来るだけ早くウインドベーンのテストをして調整をしないといけない
瀬戸内海でもウインドベーンは有効です
新しく取り付けたウインドラステストのためバウアンカーも打ってみたい
何所でやろうかと思うが場所を思いつかない
日本ではバウアンカーは難しい
今からは風もだんだん吹き始め瀬戸内海でもまともに帆走できるようになる
海水温は季節の移り変わりより2ヶ月くらい遅れるので少々濡れても暖かい
いよいよヨットのシーズン到来です

2011年9月15日木曜日

WINDPILOT取り付け




昨日は昼までにウインドラスの配線を終わらせてテスト
配線をするためにあちこちのバルクヘッド(仕切り板)に穴を開けたので
掃除や荷物の移動に随分時間がかかった
昼からはウインドパイロットという商品名のウインドベーンを取り付ける
以前の自作のウインドベーンより随分重い
スターンヘビーに成りそうな予感
船首にウインドラス 船尾にウインドベーン両方とも重い
ヨットの重量は中央集中が良いと言うのに・・・・
その代わりという訳ではないが船首に積んでいた大きい冷凍冷蔵庫を降ろした
長距離航海に行く時だけ積み込むことにしよう
ウインドパイロットの水中翼がアルミニュームだというのは電蝕が気に成る
近いうちに木をエポキシ積層した丈夫な水中翼を作って交換しようと思う

2011年9月14日水曜日

「花丸」整備




16日に遠洋の船倹が通る
船倹証を手に入れたら直ぐに海に戻せるように整備を急いでいる
新しく取り付けた電動ウインドラスの配線に手間取っている
今日も朝から行くつもり
今日中には終わらせたい
デッキのノンスリップペイント塗りが残っている
メインマストの調整もする必要がある
ウインドベーンの取り付けベースは付けてあるので本体を持ってきてセットする必要がある

2011年9月13日火曜日

「花丸」整備




花丸を作ってから6年半
最初連れ合いと二人北海道2港入港を含む本州一周
単独で種子島と屋久島に寄港しての九州一周
そして連れ合いと半年ニュージーランド往復
行きはバヌアツに寄り帰りにはニューカレドニアへも行った
その後単独小笠原父島寄港をを含む四国一周
航海ばかりして殆ど整備をしていないのであちこち不備なところが出てきた
船体は問題無いがデッキの方が塗りが怪しくなった
剥げかけた部分にサンドペーパーをかけて塗り直し
船の大きさに比べ力不足のウインドベーンを取り替えた
エンジンにも冷却水の水漏れ船尾側コックボードの摩耗など問題が見つかり直した
一ヶ月を少し超える上架で船倹のための検査を終わらせ整備で大分良い状態になった
そろそろ海に戻して思い切りその辺りを帆走することから始めることにする
今度は沖縄かなあ 
せっかく遠洋の船倹を取り直したのだからついでにそのまま台湾へと言うのも良いなと思う

2011年9月12日月曜日

ラダーに銅コーティングを試す




一昨日花丸の船底塗料を塗る
ラダーにはエポキシを塗った直後 銅の粉を貼り付けた
遠い昔の帆船のように船底塗料がない時代最高級の船は鎧のように船底を銅板で覆った
フジツボやカキや海草が生えるのを防ぐ意味と
舟食い虫という木造船の木の中に入り込んで木を食い荒らす虫が入らないようにするため
まさか銅釘を打って銅板を留めつける訳にもいかないので
エポキシ塗料を塗った直ぐ後に銅の粉を引っ付けた
右舷の船底塗料には銅の粉を混ぜ
左舷にはそのままの船底塗料を塗った
さて来年の上架が楽しみです
どの部分が一番きれいでいられるか見物です

2011年9月11日日曜日

4種類のアンカー




花丸には4種類のアンカーを積んでいる
どれも中村技研工業のアンカーで
今までのアンカーの常識を覆す効きで船を海底につなぎ止める
底質により使い分ける
一番左は6キロのロータリーウイングアンカー
船尾から打つ一番よく使う底質が砂の時に効き目のあるアンカー
次は8キロのストックアンカーで古くから漁船が使っている唐人アンカーに似ている
ストックは折りたためるようになっている(写真では一方だけ立てている)
3番目は8キロのハイテンアンカーという本船が使っているアンカーに似ている物
ダンフォースアンカーにも似ているが両端にスタビライザーが付いている
一番右は12キロのクイックアンカーで船首から打つつもりのアンカー
これも本当は8キロでよいのだが滅多に使わない最終アンカーなので12キロにした
中2つは底質によりロータリーウイングアンカーが聞かない時の予備のアンカーで
何時もは船内にしまっておく
長距離クルージングに出ない時は左の2つだけにして右の2つは積まない

2011年9月10日土曜日

ハードドジャーフロント窓




花丸のハードドジャー前窓は湾曲している

ソフトドジャーの窓のようにジッパーで開けてくるくるっと巻き上げる事が出来ない
この窓を開けると非常に気持ちの良い風が吹き抜ける
夏の暑い時に窓が開くというのは快適セーリングの大切な要素だと思う
色々考えた末に前の窓だけは固定しないで下から差し込む方式にした
上半分は差し込んで止め簡単に雨は入ってこない様にして
差し込んだ後下は3箇所ジップで留める
夏と冬の間には何度も差し込んだり外したりするだろう
昔は元々ドジャーなど無しで乗っていたのだから多少の雨漏りなど問題ではない
真冬の寒い時にすきま風が吹き込むのはガムテープでも貼って防ごうと思っている
これで難問解決夏も冬も快適なハードドジャーになった

2011年9月9日金曜日

花丸古いウインドラスの跡を埋める




花丸の船首デッキ部分
古い手動ウインドラスを取り外したのでその跡を埋める
チェーンとロープを船内に落としていた穴はマホガニーとマイクロバルーンエポキシパテで埋めた
取り付け穴も下からガムテープで塞いで置いて粘度の低いマイクロバルーンエポキシパテで埋める
今日はこのパテのはみ出した部分を削り
新しい電動ウインドラスを取り付ける為の準備をするつもりです
日本では船首アンカーを打つことは先ず無いが
長距離外洋航海でよその国に行くと船首から一本のアンカーを打ち触れ回しにすることも多い
日本で船首アンカーをぶら下げ使いもしないウインドラスを取り付けるのは飾りでしょう
僕はこれらを無駄にしないように時々バウアンカーの練習もしようと思う
大分涼しくはなってきているが日中の太陽の下はまだ夏です
油断して肌を日にさらすと刺すように痛い日差しです

2011年9月8日木曜日

ボートフック制作




AMAGIのボートフック
マホガニー材を積層接着した物
先ずは真四角の長い四角錐を作り
円錐に削る為に1:1.41:1の 円・楕円削り定規で墨を入れ
墨に沿ってカンナで削り断面の4角形を正8角形にする
後はその角を削って正16角形 そしてさらにその角にカンナをかけてほぼ円に仕上げる
その後サンドペーパーで円形に仕上げ先の真鍮金具が入る様に先を加工
この後最初の塗りである低粘度エポキシを染みこませて昨日のボートフックの仕事は終了
昨日は朝の涼しい内に左舷クォーターのキャンバスバースパイプ取り付けもやった
後はボートフックの塗りを仕上げればAMAGIの仕事はほぼ終了
18日から20にかけての和歌山への廻航が楽しみです

2011年9月7日水曜日

ボートフック制作




真鍮の先端金物を買ってAMAGIのボートフックを作る事になった
マホガニーを何枚も積層して軽くて丈夫なボートフックにする
先ずは木取り・製材・そして積層接着
昨日は5年ぶりの運転免許証の書き換えに行った
法改正で普通免許が中型免許というのに変わっていた
29人乗りのマイクロバスまで運転できる事になっていたがやらないだろう
優良運転手だと言うがたまたま捕まらなかっただけで
本当は危なかったことが何度かある

2011年9月6日火曜日

ゴムボート修理



修理して欲しいと言うゴムボートが工房に持ち込まれた
ゴムボートは全ての部分が接着で出来ている
その接着が船外機を取り付ける合板部分のみよく剥がれる
ゴムの部分は補修セットもあるが合板の部分は違う接着材を使っている
殆どの接着材は濡れている材木には役に立たない
これをしっかり乾かすのが一番の仕事だろう
布団乾燥機で乾かすことにした
そして接着には木ネジを併用する
メーカーは合板をそのまま使うのではなく接着前処理してから接着しないと
この部分は問題でしょう

合板が水を吸って腐り全体を作り直したこともある

2011年9月5日月曜日

オーナーズベンチ



作っていたオーナーズベンチをパルピット左右の中段に取り付け
パルピットとベンチの受けステンレスパイプに6ミリのボルトを通すやり方で
随分難しい穴開けだった
危ない思いをし6ミリのキリを2本折ってしまった
続いてエポキシ系のプライマーが紫外線でだめになってはいけないので
少し早いがマスキングをして船底塗料を塗った
さて船台が当たっている部分をどうやって塗ろうかと考えている
中2つは外しても大丈夫だろうが
前後4箇所はそのまま外すのは怖い気がする

2011年9月4日日曜日

ウインドラス



花丸に取り付けていたシンプソンローレンスの手動ウインドラス
これは25から28フィートくらいまでのヨットに取り付けるものだと思う
歳には勝てず電動ウインドラスを取り付ける事にした
12Vでは随分太い電線を使う事になるがなかなかその電線が手に入らなかった
探してやっと手に入れた
このウインドラスを取り外した穴を埋めて新しいウインドラスを取り付けるための穴を開けないといけない
まだまだ花丸の整備には時間がかかりそうです

2011年9月3日土曜日

ラダーガードにウインドパイロットのベースを取り付け

ラダーガードにウインドパイロットのベースを取り付け

新しく取り付ける事にしたウインドパイロットのベース部分
アルミの鋳物で出来ているがかなり重たい
船尾しかも最後尾にそんなに重たいものを付けるのは嫌なのだが
圧倒的に信頼性のあるウインドベーンで
試してみる価値はあると思う
今度の花丸整備で新しく取り付ける事にしたのは
ウインドベーン・電動ウインドラス・造水機・20リットル水タンク
300リットル有った水タンクは船が重くなるので造水機に変える
電気で1時間に海水から真水を6リットル作る事が出来る
電気はソーラーパネルで大丈夫だ

2011年9月2日金曜日

ラダーガード位置を上げる



新しいウインドパイロット取り付けのためラダーガードを100ミリ持ち上げる事にした
前の穴はマイクロバルーンエポキシパテで埋め戻す
新しく開けた穴は木部に低粘度エポキシを染みこませる
昨日はエンジンの冷却水熱交換機の部分ほんの小さな水漏れを直す
パッキンなどの部品をヤンマーから買って来てその部分を分解掃除
新しくパッキンを入れエンジンカラースプレーを吹き付ける
ホースバンドが一本締まらなくなっていたのでそれも取り替え
今日は台風12号の影響で朝から大雨
船内で出来る仕事としてロングライフクーラントを入れることと
エンジンオイル交換オイルフィルター交換をするつもりです

2011年9月1日木曜日

花丸のPSSウォーターロック



ミクシーに書き込みがあったのでエンジンプロペラシャフトのシール部分の写真をお見せします
右側の白いクッション材はタッパーの位置を保つためのものです
グランドパッキンにしろPSSシールにしろクラッチを入れてシャフトを回し始めの時
多少回転部分を冷やす水がにじんでくる
それがシャフトの回転により周りに飛び散るのを防ぐために
食パンを入れておくくらいのタッパーウェアーの前後にU字型に穴を開け
下からシャフトを受けるようにカバーをつける
蓋に黒い線が付いていることでも解る様に少量の海水が飛び散って居るのが解る

PSSシールなら一年くらいそのままでもタッパーの底にチョコに一杯くらいしか海水は溜まっていない
殆ど蒸発して塩の塊が出来ている
グランドパッキン方式でもきちんと調整してタッパーの中の海水をスポイトで汲み出せば
完全にドライのビルジ溜まりを保つことが出来る

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ヨット屋です ヨットを造ったり乗ったりします http://www2.odn.ne.jp/~ikegawa-yacht/