船を輪切りにしたところのステーションラインをマイラー紙という型紙に写す
マイラー紙は型取り専用のフイルムで湿度や温度に対する伸び縮みが非常に少ない
センターラインで反転させて反対側にも同じラインを写すと
左右対称のステーションラインが出来上がる
船尾から始まり実際にフレームを作る部分のステーションにフレームの形を書き入れ
一つ一つの部材をマイラー紙に写してハサミで切り出す
そうして出来た型紙を実際にフレーム厚味の木に罫書きを入れて部材としての木を切り出す
それらを組み立てて各ステーションのフレームが出来る
言葉で言うのは簡単だがこの現図描きという仕事は腰痛持ちには耐えがたい仕事だ
世界共通で小型船の船大工には腰痛持ちが多いというのは現図描きから来ているのかもしれない
それでも頭領だけがやれる現図描きを飛ばして船造りをすることは出来ない
現図描きの仕事を身につければどんな船でも図面さえあれば作る事が出来るようになる
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