レストアが終わって一年くらいしか経っていないが
綺麗な姿を保っている「AMAGI」
今では珍しくなった本物の木造船を見ようと
朝からひっきりなしのお客さんで忙しそうでした
鳥羽パールレースの前夜祭に参加した後
「AMAGI」を見下ろすことが出来るオーナーの別荘で夕食をご馳走になる
写真の左上にある建物の3階で志摩マリーナ全体の船が見える
自分の船を見ながらお酒が飲めるというのは最高です
ホームページの更新は「AMAGI」を見下ろしながら
オーナーが別に用意してくれた志摩マリーナのホテルの一室から
写真のマスト右に見えるのがホテルです
さて今日からのレースはどうなるのでしょう
長距離レースをしたことがない僕にとって初めての経験です
何でも初めてすることはわくわくします
去年レストアを終え無事に浸水した新生「AMAGI」
クルーとして僕は明日から鳥羽パールレースに出る
レースのことは全く解らないのだが
昔の帆船が大工を乗せて航海したように
木造船に僕のような船大工が乗っていると言うことは心強いだろう
それに僕が乗るのはいよいよとなった時の保険みたいなものだ
プロのヨット乗りとして7年間事故もなく外洋を走った経験は何処かで役に立つだろう
おまけに僕が今まで全く興味を示さなかった
レースがどんな物かちょっと見てみたい気もする
今時の軽い船がリタイヤするほど向かい風が吹き荒れたら
勝算はあるだろうというのがファーストマリンの社長 関口さんの弁
トイレ洗面台立ち面に白色デコラを張り付けた
船内は熱気がこもり暑くてたまらないので頭が働かない
やっとの思いでビルジ溜まりの白色ペイント塗りを終わらせ
船外に逃げ出す
パイプハウスも床の近くは風が通れば結構涼しい
トイレ洗面台に張ったデコラの縁回しを作り色づけする
今日はファーストマリンの関口社長が来られ最終打ち合わせの予定
船体の歪みを取り色付けをして何所までニス塗りが出来るか
台風シーズンに入る前にはパイプハウスをたたまないといけない
出来るだけ大急ぎという仕事になるが
ニスは本物なので塗りごとにきちんと乾かさないといけないそうだ
竜王を閉じ込めたパイプハウス
夏の日照りで尋常ではない暑さになった
両側壁は巻き上げ式で透明の部分を巻き上げる事が出来
東西への風が吹き抜け下の方はあまり激しく動かねば涼しい
しかし足場板の中段はまだしも
足場板に立って仕事をする頭の部分は熱気がこもり体温よりも気温が高くなる
パイプハウスの上側は直射日光が通らない白色だが
日中は40度を軽く超える温度になる
「竜王」の外板マホガニーは一度完全に全面フェアーリングを終えたが
長く続いた梅雨と強烈な熱で歪んでは修正の繰り返し
この二三日は雨が降らなくなり乾燥が進んでいる
しばらくこのまま放置して木の動きが止まった所で再度フェアーリングをやり直し
それから色付けとニス塗りにかかるつもりで居る
一週間前の「どんぐり7」
昨日は「花丸」で出航しようと思ったが
どうしても右舷の傷が気になり修理することにした
写真を写し忘れたので過去の写真を見ていて「どんぐり7」の写真を見つけた
東能美島近辺を沖の島マリーナに向かって走っているところ
なかなか自分の船がセーリングしている所の写真は手に入らないものだ
逆光だがあの時の様子を思い起こすことが出来る写真だ
花丸の船底が少し汚れてきているので多少スピードは落ちているが
それにしても「どんぐり7」のスピードは22feetのヨットとは思えない
32feetの「花丸」と一緒のクルージングで 余裕の走りを見せた
どちらが良いかと聞かれたら
外洋に出ないなら扱いやすさから僕は「どんぐり7」の方に軍配を上げる
それでも太平洋を渡ることが出来る性能を持っている船だと断言できる
果たして人間の方がやれるかどうかは別問題だ
「竜王」を修理しているパイプハウス
天井は太陽光がそのまま入らないように白色だが
写真のカメラ高さだと熱気が集まり昼間は優に体温を超す
だんだん乾燥して外板は暴れてフェアーリングをしていても直ぐに凸凹になる
しばらくこのまま放置することにする
船内は朝早くビルジ溜まりの白色ペイント塗りと
トイレの洗面台立ち面のポリ合板合わせ
これがなかなかくせもので暑くてボーッとした頭ではなかなか合わない
きちんとマイラー紙で型取りしてその通りに切り出すが
ほんの少し合わない
何所を削ったらよいか考えていたが頭が痛くなったので昨日は止めにした
・
今日は「花丸」に乗ろうと思うが朝は一週間前と同じ濃い霧です
ウーンどうしようかなあ
「竜王」外板スムージングの仕事は雨が降って湿度が上がり
外板が暴れて安定しないのでしばらくの間ストップする
「どんぐり7」のコンパニオンウェイ階段は1段だったものを
クォーターバースに引っかける様に2段目の取り外しできる階段を作った
少しは出入りが楽になるかなと思う
ジンバルと物入れの奥に小物を置くための棚を新しく作った
これも使い勝手が良くなるだろう
船は進水して使ってみて初めてオーナーの使い勝手に合わせて仕上げていくものです
その時に頭でっかちにならないで実際にこう使うというのが一番重要な事です
俊足デイセーラーの「どんぐり7」がどう変身するか
見物だと思います
リタイアしたオーナーはとりあえず一ヶ月の内半分は松山で「どんぐり7」に乗り
後の半分は千葉に帰るというので
その乗らない期間の為にデッキにフルオーニングを作る事になった
工房にあった工業用扇風機を持ち込んで
首を上向きにしてパイプハウスに溜まった上の方の暖かい空気を吹き下ろそうとする
パイプハウスの容量があまりに大きく
ちょっとやそっと扇いだくらいでは暖かい空気は降りてこない
やはり農家のビニールハウスのように側壁の一番高い所に強力な排出翼を取り付ける必要がある
足場に上がって仕事をしているとどうも頭がボーッとするなと思ったら
竜王のシアー部分に置いた温度計が38度とかになっている
温度が体温以上になると 体を動かすのが非常におっくうになる
南太平洋の人達が太っているのは暑すぎるから体を動かせないからだと僕は以前から考えている
南の島の航海も良いが一日に頭が働く時間は朝夕の涼しい時間ほんの数時間だけで
日中は頭も体も働かずあっという間に時間が過ぎていく
あまりに暑いと歳を取るのも早いようだ
船内に入った船体マホガニーをサンディングしたホコリは
白色ペイント塗りが有るので隅々まで綺麗に塗れぞうきんで拭き取ったが
デッキにはエアーノズルで吹き飛ばしても飛びきらないホコリが積もっている
これもサンディングが終わったら綺麗に拭き取ろうと思う
昨日は左舷を中心に船体のフェアーリングをしたが
フェアーリングをする端から歪む
梅雨が明けてどんどん乾燥してきているのが解る
船体のフェアーリングは一時お預けにして
暴れるだけ暴れさせてから本格的な最終フェアーリングをした方が良いだろう
それまでは別の仕事をするかヨットで遊ぶしかない
松山ピンポイント天気予報では一週間ずっと晴れマークだった
それだけ乾かせば外板の暴れも少なくなると思う
船内ビルジ溜まりを白ペイント塗りの後
2日間手を触れないで居たら木が動いて凸凹になっていた外板を磨く
あまりに酷いところはボードサンディング
そうでもないところはストレートサンダー120#でスムーズなラインを出す
昼過ぎまでやったら汗だくになり仕事は止め
四国は梅雨明けしたと思われるという梅雨明け宣言がラジオから聞こえてきた
しばらく大型扇風機をかけてパイプハウスの両方の壁を開け放し
乾燥させようと考えている
一週間以上乾燥させてもう一度しっかり面出しをしてから塗りにかかるつもり
「竜王」外板を塗る為の材料
宮崎マリンアートの宮崎さんが手配して送ってくれる
少し前に宮崎さんが塗りを教えに来てくれたのでその通りにやればよい結果になるだろう
問題は梅雨の湿度が完全に下がってから仕事をしないといけない事か
そろそろ梅雨明けだと思うがなかなかパイプハウス内湿度が下がらない
雨の度にコンクリートの床に雨水が流れしつど100%
船体表面の水分量は19%くらいまで上がる
今日は船内白ペイント塗りを進める事にする
15日朝は眉毛から滴がしたたるほどの強烈な霧の中出航
アンカレッジマリーナの前まで行って「どんぐり7」をレーダーを見ながら先導
殆ど機走で倉橋海の駅に到着したが
2艇くらいしか泊められないところに漁船がぎっしり停泊していた
そこで
広島県の能美島 沖の島マリーナへ
「花丸」と「どんぐり7」と並んで停泊
夕食はタクシーで沖の島から東能美島へ渡る
今日も一日殆ど風が吹かず機帆走
野忽那島経由でそれぞれ帰港した
一泊くらいの航海が一番疲れるかと思う
九州の熊本県や大分県では人が亡くなるほどの大雨だそうだ
例年水不足になる愛媛県松山市でも降らない日が無いくらい降っている
昨日はホームセンターで小さな隙間に詰めるパテを買って来て
船体全体を何度も何度も回りながら漏れ落ちがないようにパテを詰めた
全体を手の平でなでてみて凹凸が有る部分の出っ張りには
青いチョークで印を付けた
雨が降り初めパイプハウスの両側壁を閉じたので中に居れなくなり
昼には仕事を止めた
・
今日から16日まで「花丸」に乗る事にした
明日のホームページ更新は夕方になるでしょう
船内を掃除機で大掃除
その後5枚のタオルを濡らして固く絞り拭き掃除
全部洗い直して再び全面が汚れるまで拭き掃除
サンディングで船内あらゆる部分に入った木のホコリを綺麗に拭き取る
写真は塗りのためにペンキが付かないように荷造りひもで吊り上げた電線類
ビルジホースや燃料ホース吸気ダクトなども吊り上げる
昼から雨となりパイプハウスの両側を閉じた状態で床が水浸し
暑くて湿度が急上昇しとても仕事を出来る状態ではないので止めにする
松山ジュニアヨット教室のOPディンギー
個人の艇で船底をこすって傷が入ったから磨いて欲しいと言う依頼
傷は深かったが日本で作った艇と違い
表面のゲルコートが厚いので下地がでることはなかった
・
昼から「竜王」の埋め木を
埋め木切り取り専用のノコ(ノコ歯にアサリがない)を使って切り取り
右舷フェアーリングが歪んだ部分を磨き直し
もう少しで梅雨明けだから外板のフェアリングはお預けにする
磨いても磨いても翌日には歪みが出ている
均質な木は何所にも無いから歪んであたりまえ
湿度が一定になり歪みが少なくなったところで一気に塗りをやるしかない
梅雨が明けて湿度がった時に船体フェアリングをやり直し
表面から湿気が行き来しない様になるまでニスを塗ると動かなくなるだろう
「竜王」を修理しているパイプハウスは
堤防の波返しを隔てて海のすぐそばなので刃物が目に見えて錆びる
雨の日は床がびしょ濡れで湿度100%のハウス内
晴れると湿度を下げようと左右の壁を全開にして海風を通す
そんな状況は刃物にとっては最悪の環境
研いで1週間もすると目に見えて錆が浮いてくる
もうこれらの木工道具も必要なくなったので持って帰って手入れをしておく事にしよう
電動工具なども必要な時に必要な物だけを持ってきた方が良さそうだ
昨日は一日殆ど雨で仕事をしなかった
一昨日は殆どフェアーな曲面がでていたが
昨日朝早く行って全体を触ると
又もやあちこちが歪んでいるのが解る
ほんの少しの歪みだが人間の手は微妙な歪みを感じ取る
梅雨が明けてからっと晴れた天気が何日か続いてから
本格的な最終面出しをしてその後で塗りを始めようと思う
・
昨日は「どんぐり7」のオーナーと
宇和島へ徳田さんに会いに行った
宇和島にどんぐり7が来たら泊める所と新しいパソコンの事をお願いした
埋め木の木の部分が浅くて磨り減って下のエポキシが出てきた所
もう一度彫り込んで埋め木をやり直す
それより何より殆ど面出しが終わった所が
湿度で木が動いている
木だから同じようには動かないので綺麗だった曲面が凹凸になる
材木の表面湿度計で湿度を測ると
最初からの外板材部分と以前修理した部分と新しく修理した部分
表面の湿度がみんな違っている
困ったなあ梅雨明けまでしばらく放置した方が良いかな
6年前に作った「どんぐり7」
千葉から松山に引っ越してきた
仕事をしていて全く乗らない屋内保存だったので
出来た当時のまま瀬戸内海へ帰ってきた
昨日は上蒲刈島海の駅桟橋の手前まで帆走
行きは風速5~6メートルの向かい風
ウインドベーンを使ってずっと手放し帆走
帰りは風が無くなり機走と帆走を織り交ぜて帰って来た
乗り始めたばかりなのでここはこうしたいという部分が沢山有った
オーナーは自分でディンギーを自作したこともある人なので
やれる所は自分でやってもらう事にする
僕のおおざっぱなクルーザーの乗り方を少し見てもらえた
船中泊で航海する時風呂に入れる近くの港を案内しておく
一日でいける距離に5箇所と結構沢山有る
8月6日米寿になった父の祝いをする
孫達5人が集まり酒を飲んで大騒ぎ
僕も少し飲み過ぎた
今日は「どんぐり」に乗せてもらう予定です
四国88箇所参りには少し足りないが
右舷35箇所
左舷49箇所
大小合わせて84箇所の外板を入れ替えていた
サンドペーパーをかけたくらいでは消えない傷や
衝撃で穴が開いた所を元の強度が出るように補修した部分など
表面が綺麗になるように外板表面だけを入れ替えた
今はマホガニーの新しい部分の色がモザイク模様のように見えるが
色付けして色を合わせば解らなくなるそうだ
体力を使うボードサンディングで大分平滑な面が出てきた
しかし朝方綺麗なフェアーラインを出した所が
夕方には湿気で木が動いて面が荒れている
やはり湿度が安定する梅雨明けまで面出しはかかるだろう
今朝は雷の光と音で目が覚めた
いよいよ梅雨明けも近いのだろう
エアーサンダーには集塵袋が付いている
何時もサンディングに夢中になり集塵袋のことは忘れている
それでもだんだんホコリが集まり重くなると引っ張るのも難しくなり
サンディングに支障をきたす
そこでパイプからロープで吊り下げることにする
ホコリだけ中にためて空気は排出する袋なので
摺れたり引っかけたりすると破れやすく野菜を入れて売っている赤い網袋で覆う
これで集塵袋を気にしないでサンディングが出来る様になる
昨日は一日降ったり止んだりでパイプハウスの側壁を開けたり閉めたり
閉めると一気に温度が上がりサンディングは非常に苦しくなる
開けると少しは風が通り温度が下がる
今日も朝から雨が降ったり止んだりの繰り返し
梅雨でうっとうしい雨が毎日のように降る
「竜王」を閉じ込めたパイプハウスの中で大汗をかきながらの作業は
人間は育たないがトマトなら甘くて美味いのが出来るかもしれないと思いつき
工房通路に転がっていた植木鉢に土を入れ
トマト苗の先端をちょん切って挿し木のように差してパイプハウスの中に持ち込んだ
美味いトマトがなれば又お見せします
昨日は久しぶりに船内に入って白ペンキを塗る作業を再開
後は一日中ボードサンディング
肩や腰が痛くなり少し早めに仕事を止めた
又今日も朝から雨
エアーツールのストレートサンダーが壊れたので
修理ついでにパッドを交換して
マジックタックペーパーが取り付く台に替えた
ペーパーもマジックタック用に100枚単位で作ると言うので
60#と120#を特別注文する
ノリ付きロールペーパーと比べると驚くほど高かったが
これでサンドペーパーの交換は容易になり
ノリが残って凸凹していたバッドの表面も気にしなくて良くなった
昨日は朝から大雨と雷でパイプハウスの中はびしょ濡れになり
仕事にならないので昼に雨が止んでからマリーナへ行く
左舷のボードサンディングを一応終わらせた
今日は珍しく朝から太陽が顔を出している
さあやるぞと言う気になる
左舷の碁盤の目を引いていた部分殆どをボードサンディング終了
まだ最初で80#の粗さだが一応あまり大きな凹凸はなくなった
午前中は雨午後からは少し晴れ間も見える天気だったが
パイプハウス内は暑くてTシャツが直ぐに汗でベットリと体に引っ付く
ストレートサンダーの部品が来たので修理
中々うまく考えられているサンダーだと思う
良いものだがあまり需要がないのか値段も良い値段だ
ボードサンディングをしてあまりに高い部分をストレートエアーサンダーで落とすと
ボードサンディングだけで落とすよりも少しは楽になる
今日は朝から大変な雨ちょっとやる気をそがれる
昨日は朝から雨で「花丸」に乗ろうとしたが取りやめ
仕事をすることにした
一昨日の帰り際に船体全部のチョーク引きをしていたので
左舷船首から80#サンドペーパーのボードサンディング
キッチンタイマーで10分磨いては10分休みを繰り返す
昼からだんだん晴れ間が見えて来て風も吹くようになったが
ヨットに乗る気にはなれなくて仕事に専念した
1/4くらいは行けただろう
手でなでてみると大きい凹凸は殆ど無くなった
今朝は腕や足の関節が痛い
仕事をしている時はそうは思わないが結構無理な力が入っている
これを400#くらいのサンドペーパーまでやらないといけないので先は長い
しばらく忙しくて更新していなかった「海の広場」を更新しました
船尾の綺麗に湾曲した板を止めた埋め木が磨いて無くなっている
埋め木が無くなった下から接着用のエポキシが見えていたのを
丸ノミで取りだし木工ギリでだぼ穴を開ける
このサイズの埋め木は作っていなかったので工房で作ってくる事にする
トランサム板と外板の合わせ目角が何かに当たって痛んでいるのは困ったものだ
どのように直せばよいか考える事にする
左舷外板はまだまだだが右舷外板のボードサンディング80#はほぼ終了
一日中ボードサンディングをしたので肩と膝が痛くなった
船体全面に青色チョークで碁盤の目を引いて昨日の仕事は終わり
今日はヨットののろうと思ったが松山ピンポイント天気予報では15;00まで雨
又父と温泉にでも行こうか
父は7月6日で88歳になる
米寿と言うそうだ
望んでもなかなか出来そうにない元気に上手に歳を取った